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か弱い白肌美女、あなたの骨は…

Posted May. 15, 2005 22:56,   

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初雪のように澄んだ白い肌。ボリュームはあるがぜい肉はなく、スラリっとした体型。05年大韓民国美人の必要条件だ。

韓国保健社会研究院の01年国民健康栄養調査の結果によると、韓国女性の平均体質量指数(BMI:体重を身長の2乗で割った数値)は23.42で、98年(23.11)よりも少し増えた。しかし、ダイエットに最も関心を持つ25〜39歳の女性のBMIは98年より低い。

最近話題になった「街灯の柱の後に体を隠す」CMモデルは、近頃の若者のダイエット熱風を極端に代弁する。しかし、スタイルに熱狂する若い女性たちと違って、その広告を見て「骨粗しょう症」を想起する医師も多い。

●骨の病気にかかりやすい「食べない」ダイエット

国民健康保険公団の統計によると、03年の韓国の骨粗しょう症患者の診療件数は、95年より10.1倍増加した。同期間の前立腺肥大症(11.8倍)に続いて増加率2位。現在、韓国には約200万人の骨粗しょう症患者がいると推算されている。医師らは、「肥満体型の唯一の長所は、骨粗しょう症の危険が少ないということだ」と言う。過度にやせた体型は、骨粗しょう症発生の主要な危険因子だ。特に、適当な運動もせずに、ただ「食べずにやせる」ダイエットの繰り返しは、骨粗しょう症への確実な第一歩だ。

我々の体の骨細胞は、6〜7年を周期に全体が新しい細胞に入れ代わる。弱くなった骨細胞を吸収して無くす「破骨細胞」と新しい骨細胞を作る「造骨細胞」の活動がバランスをもって起こるためだ。この過程は、成長が止まった後にも生涯繰り返される。しかし、誰でも30代半ばに骨密度が最高値になった後には、このバランスが崩れはじめ、骨密度が少しずつ減少する。その頃、骨の吸収速度が速すぎるか、あるいは生成速度が遅すぎて、生産量が吸収量に追いつかなければ、骨粗しょう症が生ずる。

平素の筋力運動の不足は、骨密度の減少の最大の原因。運動をしないため、筋肉が弱まって量が減少すれば、筋肉で囲まれた骨に伝わる刺激も自然と少なくなる。こうなれば、骨にある微細血液の血流量が減少し、酸素不足状態の弱い骨細胞が多くなる。弱まった骨細胞が多くなれば、破骨細胞活動が造骨細胞活動を追い越しやすい。

●肌美人は「骨貧」美人?

美白機能性化粧品、紫外線遮断剤…。白人のような真っ白な肌美人があふれる。しかし、このような白肌美人は、「健康美人」とよく呼ばれる褐色肌の女性より、骨の健康では劣りがちだ。

水着姿で1時間日光浴すれば、肌に約2000単位(IU)のビタミンDが合成される。ビタミンDは、小腸のカルシウム吸収を促進して、骨細胞の分化を助ける物質。1日の要求量は400〜800IU程度だ。医師らは、顔のほかに腕や足には紫外線遮断剤を塗らないように勧める。

最近、韓国女性の血中ビタミンDが、他国の女性に比べて大きく不足しているという研究結果が出た。ビタミンDの欠乏は、骨粗しょう症による骨折の危険を大いに高める。日に当たることを過度に避けることなく、青い魚や牛乳を充分に摂取したほうがいい。

●若い時から予防しよう

骨の健康の成否は、35歳の最大骨密度に至る前に、どれほど充実した骨を作るかにかかっている。一旦骨粗しょう症が現われれば、效果が遅い治療薬を一生服用しなければならない。メニュー調整と日頃からの運動で予防するのが最善だ。

水泳よりも体重の負担を感じる縄跳びや登山、インラインスケーティング、ジョギングなどが骨粗しょう症の予防によい。

(アドバイス〓セブランス病院内分泌内科のイム・スンギル教授、三星ソウル病院内分泌代謝内科のミン・ヨンギ教授、ソウル峨山病院産婦人科のカン・ビョンムン教授)



sohn@donga.com