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「日本は嫌い」と答えた韓国人増える 韓日調査

「日本は嫌い」と答えた韓国人増える 韓日調査

Posted December. 25, 2001 14:38,   

去年まで引き続き縮まる傾向を見せた韓日両国国民の心理的な距離が、今年は再び広がり始めた。韓日間の過去の歴史問題で両国関係が悪化したためだ。韓日間の過去の歴史問題、つまり日本の歴史認識問題は、韓日関係においてきわめて重要なものの、この問題の解決は難しいというのが、現在韓国人たちの考えだ。

これは、東亜日報と日本の朝日新聞が11月に、韓国、日本、中国などの4国の国民を対象に実施した共同世論調査で明らかになった。

調査結果によると、韓国人は57%に当たる人たちが日本が「嫌い」と答えたが、これは去年より15%ポイント増えている。去年は39%が「順調に進んでいる」と評価した韓日関係も、今年は14%に止まった。

韓日関係に対する否定的な見方は、基本的に韓日間の過去の歴史問題と絡んでいる。過去の歴史問題が韓日関係において「重要だ」と考える韓国人は90%にのぼっている反面、このように重要な過去の歴史問題が「解決できると考える」と答えた国民は18%に過ぎないというのが、この問題の深刻さをよく表わしている。

日本の国民も歴史認識、つまり過去の歴史問題が両国関係において重要だという点では67%が同意しているものの、このような過去の歴史問題が「解決できると考える」という楽観的な期待が44%で高いのは、両国国民の意識が異なっていることを反映している結果とみられる。

自国の歴史の中で、悪かった点や誤った点を次世代に教育することについては、韓日ともに80%以上が「重要だ」と認識しており、これが難しいかどうかについては、韓国人の42%が「難しい」と答えた反面、58%は「それほど難しくない」と答えた。一方、日本人は「難しい」が45%、「それほど難しくない」が49%で、意見の食い違いを見せた。

日本の歴史認識問題で日本との関係が悪化した中国の場合も、韓国と非常に似ているという調査が出た。日中関係についても否定的な見方が多く(62%)、過去の歴史問題が日中関係において重要だという考えも同じであり(87%)、歴史教育の重要性についても認識をともにしている。ただし、日本と中国間の過去の歴史問題が解決できるかどうかについては、韓日間の過去の歴史問題とは内容が違うためか、楽観52%、悲観47%で韓国とはやや違う結果をみせた。



sunny60@donga.com