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ネタニヤフ首相「民間人が生きたまま焼かれた」、ハマス「情報操作」

ネタニヤフ首相「民間人が生きたまま焼かれた」、ハマス「情報操作」

Posted October. 13, 2023 08:31,   

Updated October. 13, 2023 08:31

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イスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲攻撃して行った民間人殺害の実態が明らかになり、攻撃の大義名分を確保しようとする双方の世論戦も激化している。

イスラエルのネタニヤフ首相は11日(現地時間)、テレビ演説で「ハマスがイスラエル兵士を斬首し、女性をレイプするだけでなく、子どもたちの頭に銃を撃ち、人々を生きたまま焼いた」とし、「ハマス戦闘員はもはや全員、死人も同然だ」と警告した。イスラエル首相報道官も、ガザ地区とイスラエルの境界にあるキブツ(農業共同体)クファルアザで斬首された乳幼児の遺体が発見されたと明らかにしたと、米CNNは伝えた。ここは、赤ちゃんの40体の遺体が発見されたという証言が出るなど、残忍な被害を受けた地域だ。

ハマスの民間人虐殺疑惑は、バイデン米大統領が同日、ホワイトハウスで在米ユダヤ系団体幹部らとの会合に出席し、「テロリストが子どもたちを斬首する写真を見ることになるとは想像もしなかった」と述べたことでさらに増幅した。ただし、ホワイトハウスは、「ネタニヤフ首相報道官の主張とイスラエルのメディア報道を根拠に言及しただけで、写真を見たわけではない」と説明した。

ハマスは声明を通じて虐殺疑惑を否定し、「わが抵抗軍が子どもの斬首、女性への性的暴行に関与したという根拠のない主張を欧米メディアが流布している。これはイスラエルの虐殺と犯罪を隠蔽するための情報操作だ」と主張した。

戦闘6日目の11日、双方の死者は2300人を超えた。イスラエル当局は死者が少なくとも1200人に達すると把握している。パレスチナの保健省も1100人が死亡したと明らかにした。

バイデン氏は、イスラエルの地上軍投入が現実になった場合、戦闘拡大の懸念し、イランを名指しして、「気をつけろ」と警告した。また、ブリンケン国務長官をイスラエルに派遣し、強力な支援の意志とともに、イランとレバノンの武装組織ヒズボラなどに対する抑止メッセージを伝えた。


カイロ=キム・ギユン特派員 シン・グァンヨン記者 ep@donga.com/