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担任を暴行した小学6年生、学校側は「刑事告発を要請」

担任を暴行した小学6年生、学校側は「刑事告発を要請」

Posted July. 22, 2023 08:22,   

Updated July. 22, 2023 08:22

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ソウル陽川区(ヤンチョング)の小学校教師が、6年生のA君から暴行を受けた事件と関連し、学校側は教育庁に対し、該当児童を捜査機関に告発してほしいと要請した。また、教権保護委員会を開催し、A君に転校措置と特別教育12時間を受けさせることを決めた。教権侵害に対して消極的だった学校が、教権侵害を犯した小中高義務教育の段階の児童生徒が受けうる最高レベルの処分である転校措置とともに、刑事告発を要請したのは異例のことだ。

21日、ソウル市教育庁によると、陽川区の某小学校は19日、教権保護委員会を開き、今回の事案を深刻な教権侵害事案と定義し、A君に対して転校措置とともに捜査機関に告発を要請することにした。A君の両親も、特別教育を5時間を受けさせることを審議・議決した。これに伴い、ソウル市教育庁の教権保護委員会で再び審議後、最終的に告発可否を決めることになる。

ただ、該当児童に対する転校が直ちに行われるわけではない。A君が懲戒通知を受けた日から15日以内に異議申し立てをすれば、教育庁の児童生徒懲戒調整委員会の再審で決定されるまで転校が不可能だ。学校教権保護委員会は、被害教師に対して5日間の特別休暇や心理カウンセラー、治療および療養、必要時に不定期てん補申請なども支援することにした。

A君は、これに先立って先月30日、教室で担任教師のB氏に対し、悪口と共に顔と体を20~30回殴ったり蹴ったりしたことが分かった。A君は情緒・行動障害児童で、特殊クラスの授業を受けていた。


崔예나 yena@donga.com