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日本「原発処理水の海洋放出は夏ごろ」と再確認、来週に韓日首脳会談開催を推進

日本「原発処理水の海洋放出は夏ごろ」と再確認、来週に韓日首脳会談開催を推進

Posted July. 06, 2023 08:19,   

Updated July. 06, 2023 08:19

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国際原子力機関(IAEA)が福島第一原発の処理水の海洋放出計画の安全性に問題はないという総合報告書を発表し、日本政府が来月、処理水の海洋放出の開始を検討していることが分かった。日本側は5日、「海洋放出は夏ごろ」という方針を再確認した中、日本国内外の反対世論を最大限説得した後、処理水の海洋放出を行うものとみられる。岸田文雄首相は、来週の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を機に、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と首脳会談を行うことも推進している。

日本政府の松野博一官房長官は同日、記者会見で、夏ごろまでの海洋放出を目指す方針に変更はないと説明し、具体的な海洋放出の時期は、「安全性確保や風評対策の取り組みの状況を政府全体で確認し判断する」と述べた。日本経済新聞は同日、日本政府が8月に処理水の海洋放出を開始すると報じた。

岸田氏は今月11、12日にNATO首脳会議が開かれるリトアニアで、尹大統領と首脳会談を行い、処理水について説明することを検討している。毎日新聞によると、岸田氏は海洋放出計画の安全性と監視システムなどを尹大統領に直接説明し、理解を求めるものとみられる。

大統領室は同日、「原子力安全分野の代表的な国連傘下の国際機関であるIAEAの発表内容を尊重する」とし、「政府は国民の健康と安全を最優先にする」と強調した。大統領室関係者は、「今後、IAEAと日本政府が提示した実施および点検計画が適切に履行されているか、(IAEA、日本政府との)緊密な協力を通じてモニタリングを行う」と述べた。

政府は、韓国原子力安全技術院(KINS)などが2年間行っている独自の検討作業を終え、検討結果を近く発表する計画だ。

IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は同日、日本の経済産業省とともに福島の現地を訪れ、海洋放出に反対する県漁連などの関係者に向けて、「IAEAは福島の処理水の最後の1滴が安全に放出し終わるまで、福島のこの地に皆さんと一緒に居続ける」と話した。


全主榮 aimhigh@donga.com