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与党51議員が国会議員の不逮捕特権放棄を誓約

与党51議員が国会議員の不逮捕特権放棄を誓約

Posted March. 24, 2023 08:51,   

Updated March. 24, 2023 08:51

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与党「国民の力」所属の国会議員51人が23日、憲法44条に保障された国会議員の不逮捕特権を放棄すると誓約した。同日、国会本会議に同党の河栄帝(ハ・ヨンジェ)議員に対する逮捕同意案が報告された中、同党議員らが「防弾放棄」を宣言して、最大野党「共に民主党」と李在明(イ・ジェミョン)代表を圧迫した。

51人の議員らは国会で記者会見を開き、「会期中に逮捕同意案が提出された場合、不逮捕特権を放棄し、逮捕同意案の通過を国会議員らに要請することを国民に約束する」と明らかにした。また、「政治の既得権益を断ち切る最初の改革課題は、大韓民国の政治の辞書から『防弾国会』という用語を削除することだ」とし、「不逮捕特権は憲法条項なので憲法改正でなければ取り除くことができないため、不逮捕特権の死文化に向けて不逮捕特権放棄の対国民誓約をする」と強調した。

誓約書には、朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表や李喆圭(イ・チョルギュ)事務総長、親尹(親尹錫悦)の中核である権性東(クォン・ソンドン)、尹漢洪(ユン・ハンホン)議員をはじめ、安哲秀(アン・チョルス)議員などが名を連ねた。同党は、30日の本会議での逮捕同意案の採決も、党論を事実上の「可決」とする方針だ。

これをめぐって民主党では、非明(非李在明)系を中心に「ジレンマに陥った」という懸念が出ている。李代表と盧雄来(ノ・ウンレ)議員の逮捕同意案を否決させた同党としては、河氏の逮捕同意案に賛成することは重荷となる状況だ。だからといって否決票を投じることは、「国民の力議員も賛成するのに民主党は汚職を擁護するのか」という批判を免れないためだ。非明系の趙応天(チョ・ウンチョン)議員はMBCラジオ番組で、「今回賛成して、今後あるかもしれない李代表に対する逮捕同意案の時にまた反対する場合、その基準をどう説明するのか」と述べた。


チョ・ドンジュ記者 キム・ウンジ記者 djc@donga.com · eunji@donga.com