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日本2位の大手移動通信網が2日間障害、通話・交通・物流「大混乱」

日本2位の大手移動通信網が2日間障害、通話・交通・物流「大混乱」

Posted July. 04, 2022 09:18,   

Updated July. 04, 2022 09:18

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日本で第2位の通信事業者KDDIの通信網に障害が発生し、週末に日本全域で通信大乱が起こった。朝日新聞などは、過去最大規模の障害と指摘した。KDDIは、個人加入者約3100万人を含め約6200万ヵ所にサービスを提供する大手電気通信事業者。

3日、KDDIによると、2日午前1時35分頃から日本全域でKDDIの通信サービスに障害が発生し、速度が顕著に遅くなる状態となった。携帯電話通話やインターネットをはじめ格安スマホサービス、ビジネス向けモバイル、メールなどが利用できない状況となった。KDDIは、復旧作業を行ったが、事故発生から1日経った3日も完全回復に至っていない。

KDDIの高橋誠社長は同日、記者会見を行い、「定期メンテナンスで機器を交換する際に不具合が起きた」と述べ、「社会インフラを支え安定したサービスを提供しなければならない通信事業者として深く反省している。お客さまには多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と陳謝した。KDDI側は機器の交換時に、音声通話を管理する交換設備にアクセスが急増し、これにより通信網に負荷がかかったため、負荷低減のために流量制御を実施したと説明した。

今回の通信障害で個人だけでなく鉄道貨物システムにも支障が生じ、郵便物の配達が遅れ、宅配の配送状況の最新情報が更新されない状況となった。日本消防庁は、「緊急要請時、固定電話を利用してほしい」と呼びかけた。日本航空(JAL)では、空港職員の無線機が利用できず、プロサッカーやコンサートの電子チケットの利用などにも支障が生じた。

岸田文雄首相の指示で総務省は幹部をKDDIに派遣し、早期復旧を指示した。日本では昨年10月、最大手の移動体通信事業者NTTドコモで29時間の通信障害が発生し、2018年12月にはソフトバンクでサービスに障害が起こるなど、大規模な通信障害が度々発生している。




東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com