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現代エレベーター、AI技術で異常を「事前に」感知

現代エレベーター、AI技術で異常を「事前に」感知

Posted June. 02, 2023 08:46,   

Updated June. 02, 2023 08:46

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現代(ヒョンデ)エレベーターは、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)、クラウド・ビッグデータ、ロボット技術などを連動させた先端エレベーター維持管理サービス「ミリ(事前にという意)」を1日公開した。「ミリ」という名を付けたのは、顧客が呼ぶ前に先制的に対応するという意志を込めたと会社は説明した。

「ミリ」には、2020年から33ヶ月間かけて開発した「昇降機利用時間の増加技術」が採用された。部品の交換周期と異常信号を確認し、あらかじめ対応できるようにした技術だ。問題が発生すれば、直ちに維持管理技師に現場の状況情報が伝わる。これにより、エレベーターの故障による運行停止時間を、最大43%まで減らすことができる。

またエレベーターの搭乗待機時間を減らす遠隔呼び出しシステムである「ミリコール」、知能型映像分析・音声認識基盤安全サービス「ミリビュー」等の機能も公開した。

現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長は同日、忠清北道忠州(チュンチョンブクド・チュンジュ)の本社で行われた「ミリ」の公開行事で、「未来技術が集約された『ミリ』は、サービス速度と顧客の利便性を一ランクアップグレードする昇降機産業のデジタル転換の代表事例だ」とし、「今後、グローバル戦略においても重要な役割を果たすことになるだろう」と話した。


ハン・ジェヒ記者 hee@donga.com