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韓米相互防衛協定をサイバー・宇宙へ拡大、韓米首脳会談で関連文書採択か

韓米相互防衛協定をサイバー・宇宙へ拡大、韓米首脳会談で関連文書採択か

Posted April. 15, 2023 08:40,   

Updated April. 15, 2023 08:40

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韓国と米国が、26日に米ワシントンで開かれる韓米首脳会談で、包括的なサイバー安全保障協力に関する文書の採択を推進する。これにより、韓米相互防衛協定の範囲をサイバーおよび宇宙空間に広げ、情報共有の範囲と強度も米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5ヵ国の機密情報共有の枠組み「ファイブ・アイズ」のレベルに格上げする考えを示した。

政府関係者は13日(現地時間)、ワシントン駐米大使館で記者団と会い、「韓米首脳会談でサイバー安保協力について別途の文書が発表されるだろう」と話した。特に「相互防衛条約の地理的カテゴリーをサイバー空間に拡大する必要があるという認識を持って米国と協議している」と明らかにした。

米国は2019年に日本と相互防衛協力指針を締結し、サイバー空間を含めたが、韓国とはまだ具体的な事項を協議していない。これにより、同関係者は今回の首脳会談でサイバー安全保障分野の両国の信頼を再確認し、情報共有、分析、活用などの範囲と強度を強化する措置も発表できると期待した。

同関係者は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の公約でもある、米国、日本、インド、オーストラリアの4ヵ国の安全保障や経済を協議する枠組み「クワッド」に韓国が参加する可能性については、ひとまず否定的な立場を示した。同関係者は、「クワッドに参加するよりも、私たちが主軸国として参加している『インド太平洋経済枠組み(IPEF)』を通じて主導権を発揮することの方が実益も大義名分もある」と強調した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com