アルゼンチンのサッカースター、リオネル・メッシ(35)が米国リーグへの移籍説を強く否定した。
メッシの代理人マルセロ・メンデス氏は27日(現地時間)、米CNNとのインタビューで、「移籍説は嘘だ。フェイクニュースだ」とし、「メッシが来季に米国のメジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミに合流することを巡る交渉はない」と話した。
今回の騒ぎは英紙タイムズが「メッシとインテル・マイアミの契約が迫っている。カタールW杯が終わった後に契約を結ぶ。MLS史上最高額の給与を受け取る選手で、最も有名な選手になるだろう」と報じたことから始まった。メッシの過去のインタビューも、今回の移籍説を後押しした。メッシは昨年、スペインメディアとのインタビューで「私はいつか米国でプレーすることを考えている」と言い、「私の夢の一つだった」と話した。英紙ザ・サンは、「メッシはすでにマイアミに高級マンションを所有しており、定期的に家族を連れて、そこで休暇を過ごす」とメッシの移籍説を肯定的に分析した。
メッシは否定したものの、不確定要素は残っている。元イングランド代表FWのデビッド・ベッカム氏(47)がインテル・マイアミを所有しているからだ。インテル・マイアミは2020シーズンからMLSに参加したばかりのクラブだが、アルゼンチン代表出身のFWゴンサロ・イグアイン(35)とフランス代表出身のMFブレーズ・マテュイディ(35)らを獲得した。欧州の専門家たちは、インテル・マイアミがメッシの獲得も希望していると見ている。
メッシはパリ・サンジェルマン(PSG)との契約が来夏に終わるが、カタールW杯に集中するため、まだどのクラブとも接触していないという。最後のW杯に参加しているメッシは27日、メキシコ戦で2試合連続ゴールを決め、サウジアラビアに敗れたアルゼンチンに貴重な勝利をもたらした。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com