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原油輸送路の一部開放か トランプ大統領「イランが大きな贈り物」

原油輸送路の一部開放か トランプ大統領「イランが大きな贈り物」

Posted March. 26, 2026 09:51,   

Updated March. 26, 2026 09:52


トランプ米大統領は24日(現地時間)、「イランがわれわれに大きな贈り物をくれた」と述べ、先月28日から戦争状態にあるイランとの交渉で大きな進展があったことを示唆した。この「贈り物」について「核とは関係ない」としつつ、「原油、ガス、ホルムズ海峡などに関するものだ」と述べた。詳細の説明はなかったが、戦闘勃発後にイランが封鎖している中東の主要原油輸送路であるホルムズ海峡の航行正常化をめぐる協議を示唆した発言との見方が出ている。

トランプ氏は同日、ホワイトハウスで記者団に対し「昨日、彼ら(イラン)は驚くべきことをした。非常に大きく価値のある贈り物だ」と主張した。さらに「われわれは正しい相手と交渉している。現在交渉中のグループがいる」と述べ、イランが対話を否定しているにもかかわらず、高官レベルでの交渉が進んでいると強調した。

また「イランは決して核兵器を保有しないと言った」とし、「(ウラン)濃縮も行わないことで合意した」と明らかにした。核・ミサイルの完全放棄を求める圧力と受け止められる。さらに「現在のイラン指導部は(過去と)完全に異なる。政権交代と言える」とも述べ、戦闘初日にイラン首脳部の多数を排除したことを浮き彫りにして米国の勝利を強調しつつ、戦争の出口戦略を模索する意図とみられる。

これに対してイラン側は23日に続き24日も「米国とのいかなる交渉や対話も行われていない」と否定した。一方、英紙フィナンシャル・タイムズなどは、イランが国際海事機関(IMO)加盟国に書簡を送り、事前調整を経た「非敵対船舶」に限りホルムズ海峡の通過を認める方針を示したと報じた。表向きは交渉を否定しつつ、第3国を介した間接的な接触や水面下の対話に動いている可能性があるとの観測も流れている。

実際、米紙ワシントン・ポストはウィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相が仲介者を通じて間接的な対話を行っていると報じた。また米CNNは、イランが今年1~2月の核協議で米側代表だったウィトコフ氏やクシュナー元大統領上級顧問よりも、バンス副大統領を交渉相手として好んでいると伝えた。

イスラエルのチャンネル12は、米国がいわゆる「15項目」を協議するため、イランと1カ月間の停戦を模索していると報じた。トランプ氏は23日、「イランの核放棄を含む15項目で合意した」と主張している。


申晋宇 niceshin@donga.com