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李在鎔会長「ご心配おかけし申し訳ない」 予定早め帰国し3度頭下げる

李在鎔会長「ご心配おかけし申し訳ない」 予定早め帰国し3度頭下げる

Posted May. 18, 2026 08:27,   

Updated May. 18, 2026 08:27


三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が、労組のゼネスト事態を巡り初めて自ら立場を表明し、顧客と国民に向け3度頭を下げた。大企業のトップが社内の労使問題を巡って公開謝罪に乗り出すのは異例だ。李氏の謝罪後、当初は追加対話なしでストを強行するとしていた労組も立場を変え、交渉のテーブルに復帰した。

海外出張中だった李氏は16日午後2時25分、ソウル江西区(カンソグ)のソウル金浦(キムポ)ビジネス航空センター(SGBAC)を通じて帰国し、「会社内部の問題で不安とご心配をおかけしたことについて、世界中のお客様に心よりおわび申し上げる」と述べた。続いて、「いつも三星を応援し、愛し、時には厳しく叱咤してくださる国民の皆さまに頭を下げて謝罪する」と語った。

李氏による国民向け謝罪は今回で3度目となる。2015年のMERS(中東呼吸器症候群)流行時には、三星ソウル病院の対応問題を巡って初めて謝罪した。2020年には経営権継承疑惑と無労組経営について、「今後、三星で無労組経営という言葉が出ないようにする」と表明した。これまで2度はグループの社会的責任に関する謝罪だったが、今回は企業内部の懸案を巡って頭を下げた形だ。

李氏が謝罪対象として「世界中の顧客」を最初に挙げた点にも注目が集まっている。半導体業界では、労使対立がグローバル供給網全体に及ぼす影響を意識した発言との見方が出ている。ゼネストが現実化し、半導体工場が停止した場合、最大100兆ウォン規模の損失が発生するとの見通しまで出ている状況だ。前日には三星電子社長団が国民向け謝罪文を発表し、労組事務所を直接訪れて対話再開を訴えたが、立場の違いを再確認するにとどまったため、李氏が自ら前面に出たものとみられる。

李氏は労使双方に向けて融和を呼びかけた。李氏は「労働組合の皆さん、三星ファミリーの皆さん、私たちは一つの体であり、一つの家族だ」とした上で、「今は知恵を出し合い、力を合わせて一つの方向へ進むべき時だ」と強調した。また、「激しい風雨は私が受け止め、すべて私の責任にする」とし、「三星人であることに誇りを持てるよう、共に最善を尽くそう」と語った。李氏は、ゼネストへの対応策を問う記者団の質問には答えず、その場を後にした。


イ・ミンア記者 omg@donga.com