
ポスコインターナショナルは17日(現地時間)、インドネシア・ジャカルタのラッフルズホテルで、現地パーム事業法人PT.PARのコーポレートアイデンティティ(CI)の宣言式を開いた。昨年から総額1兆3000億ウォンを投じて段階的に買収してきた現地パーム農園「サンポエナ・アグロ」買収の最後の仕上げとなった。ポスコインターナショナルはこれにより、インドネシアでスマトラ島およびカリマンタン地域のパーム農園・種子事業、パプア地域のパーム農園運営、さらにGSカルテックスとの合弁会社を通じたパーム油精製など、パーム事業の統合ポートフォリオを完成させた。
このように、ポスコインターナショナルをはじめとする総合商社は近年、従来のトレーディング(仲介貿易)中心の事業から脱却し、直接生産や製造、エネルギー事業などへと事業領域を広げている。利益率が1%前後と低いトレーディング事業に比べ、新事業は収益性が高いうえ、米国とイランの戦争のような世界的なサプライチェーン危機の際にも安定的に事業を継続できるためだ。
例えば、ポスコインターナショナルが注力するパーム油は、食用油だけでなく、バイオディーゼルや化粧品、洗剤などの原料として使われる産業素材でもある。実際、昨年の同社の営業利益総額1兆1650億ウォンのうち、パーム事業だけで8.7%に当たる1010億ウォンの営業利益を上げるなど収益性も高い。会社側は「現地事業の垂直統合が完成したことで、今年の営業利益は昨年比で2倍以上に増えるだろう」と見通しを示した。
三星(サムスン)物産商社部門も、米国やオーストラリアなど主要国で太陽光発電開発事業を展開し、大きな利益を上げている。この事業による利益は2021年には2100万ドル(約31億9600万円)だったが、昨年は7900万ドル(約120億2300万円)に増加し、今年は8500万ドル(約129億3700万円)まで拡大すると見込まれている。
現代(ヒョンデ)コーポレーションは製造業に乗り出した。現代自動車グループをはじめ世界の自動車メーカー向けにアンビエントライト(車内照明装飾)など各種内装部品を製造する自動車内装部品メーカー「シグマ」を昨年7月に買収したのだ。同社はロボットハンドに関する特許技術も保有しており、現代コーポレーションが今後ロボティクス事業にまで領域を広げる可能性があるとの見方も出ている。
LXインターナショナルも、2024年1月にインドネシアのAKPニッケル鉱山を買収するなど、資源開発事業を拡大している。昨年の営業利益全体2922億ウォンのうち21%に当たる618億ウォンが資源開発事業によるものだった。LXインターナショナルは「今後も有望な鉱物資産の買収を継続的に推進していく計画だ」との立場を示した。
李沅柱 takeoff@donga.com






