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崔泰源SK会長「AI転換を加速」 1人1エージェント導入へ

崔泰源SK会長「AI転換を加速」 1人1エージェント導入へ

Posted June. 15, 2026 08:36,   

Updated June. 15, 2026 08:36


SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が、グループ全体での迅速かつ全方位的な人工知能転換(AX)を呼びかけた。人工知能(AI)を個人の業務支援レベルにとどめず、組織全体の成果創出に活用すべきだとの考えを示したものだ。

SKグループによると、崔氏は11~13日に京畿道利川市(キョンギド・イチョンシ)のSK・MS研究所で開かれた「2026ニュー利川フォーラム」に出席し、AI転換を軸とした経営への大転換を強調した。崔氏はこの場で「360度全方位で、全速力でAXに突入しなければならない時だ」とし、全構成員の参加を呼びかけた。

ニュー利川フォーラムは、これまでSKグループ経営陣が成長戦略を議論していた「経営戦略会議」と、役職員が討論を行っていた「利川フォーラム」を統合した行事だ。崔氏をはじめ、崔再源(チェ・ジェウォン)SKグループ首席副会長、崔昌源(チェ・チャンウォン)SKスペックス追求協議会議長、主要系列会社の最高経営責任者(CEO)らが一堂に会した。

崔氏はAI活用について、「私のAI」を超え、組織全体の成果につながる「私たちのAI」へ進化しなければならないと述べた。崔氏は「構成員の90%以上がAIを使っている」とし、「個人で使うAIを超え、私たちの仕事を組織全体の成果へ結び付けるAIが必要だ」と語った。AXの第一段階については、「それぞれが業務を再定義し、AIを通じて何をどのように革新するかを把握することだ」と説明した。

そのために崔氏は、「1人1エージェント」を導入すると明らかにした。AIエージェントは生成AIを基盤に、利用者の業務目標を理解し、資料検索・要約、文書作成、スケジュール管理などを行うAI秘書型システムだ。崔氏は、自ら数十種類の「会長アバターエージェント」を作り、各系列会社の経営陣や構成員、他のAIエージェントと意思疎通させる構想も示した。

崔氏は、AXの本質は「オペレーション改善」にあると強調した。崔氏は「数多くの難題を突破し、未来の機会に対応する力は結局、オペレーション改善から生まれる」とし、「AXはオペレーション改善の実行力を高める最良の手段だ」と述べた。

一方、崔氏はSKグループが持つAI産業の競争力にも自信を示した。崔氏は「メモリ半導体からデータセンターインフラ、エネルギー、電化技術に至るまで、いわゆる『フルスタック(Full Stack)』の競争力をすべて備えた企業は多くない」と評価した。その上で、「今、全速力で全方位的なAXを実行しなければ、この絶好の機会は二度と訪れないだろう」と強調した。

今回のフォーラムでは、AIエージェント「スカイ」が会議内容をリアルタイムで要約・発表し、仮想AIパネルが討論に参加するなど、SKグループのAI活用能力が披露され注目を集めた。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com