
2022年の第20代大統領選を前に、「妻の金建希(キム・ゴンヒ)と一緒にコンジン法師のチョン・ソンベ氏に会ったことはない」と虚偽の事実を述べたとして、公職選挙法違反罪に問われている尹錫悅(ユン・ソクヨル)前大統領に対し、特別検察官(特検)が懲役2年を求刑した。
8日、ソウル中央地裁刑事合議21部(趙淳杓部長判事)の審理で開かれた尹氏の公職選挙法違反事件の結審公判で、金建希特検(閔中基特別検察官)は、「尹前大統領は公判でも発言を変え続けるなど、国民と裁判所を欺いており、厳正な法的処罰が必要だ」として、このように求刑した。
特検側は、「(尹氏が)金氏と共にチョン氏に会った事実はないと発言したのは、チョン氏と特別な親交関係がないという趣旨だ。しかし捜査の結果、被告人(尹氏)夫妻とチョン氏が緊密な関係にあったことが明らかになった」と指摘した。さらに、「第20代大統領選の過程で、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補と『国民の力』の尹錫悅候補の支持率は何度も並ぶなど接戦だった」とし、「本件の公訴事実に関する発言は選挙結果に影響を与えたとみるべきだ」と強調した。
尹氏は第20代大統領選を控えた2022年1月17日のメディアインタビューで、「チョン氏を紹介されたことはあるが、妻と一緒に会ったことはない」との趣旨の発言をした。特検側はこの発言を虚偽と判断し、尹氏を起訴した。また尹氏は、側近だった尹大鎭(ユン・デジン)元検事長の兄である尹宇鎮(ユン・ウジン)元龍山(ヨンサン)税務署長に弁護士を紹介した事実がないと虚偽の発言した疑いも持たれている。
一方、尹氏は最終陳述で「虚偽の回答をしたことはない」として起訴事実を否認した。当時のインタビューの文脈上、「金氏と一緒にチョン氏に会ったことがないのか」という質問は、2022年1月1日に汝矣島(ヨイド)のテハビルで開かれた『国民の力』選挙対策委員会の新年行事を念頭に置いたものだったという。尹氏は、その行事で金氏と一緒にチョン氏に会った事実はないため、自身の発言は虚偽ではないと主張している。
尹氏に対して当選無効となる罰金100万ウォン以上の刑が確定した場合、「国民の力」は第20代大統領選で補填を受けた選挙費用397億ウォンを中央選挙管理委員会に返還しなければならない。尹氏に対する一審判決は7月27日に言い渡される。
ソン・ヘミ記者 1am@donga.com






