Go to contents

ウクライナ、国際経済フォーラム開幕に合わせてロシア第2の都市をドローン攻撃

ウクライナ、国際経済フォーラム開幕に合わせてロシア第2の都市をドローン攻撃

Posted June. 05, 2026 08:59,   

Updated June. 05, 2026 08:59


ウクライナは3日、いわゆる「ロシア版ダボス会議」と呼ばれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の開幕に合わせ、ロシア第2の都市サンクトペテルブルク周辺をドローンで攻撃した。ロシアのプーチン大統領も5日に同フォーラムに出席し、基調講演を行う予定だった。米国主導のウクライナ戦争終結交渉が今年2月の米・イラン戦争の影響で中断する中、戦闘は再び激しさを増している。

ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、X(旧ツイッター)に、爆撃で煙が立ち上る石油貯蔵施設の映像を投稿し、「夜間にロシア領内の主要施設が攻撃を受け、その中にはサンクトペテルブルクの石油ターミナルも含まれている」と明らかにした。さらに今回の攻撃を前日のロシア軍による空爆への「正当な対応」と位置付け、「戦争終結に向けてプーチン大統領と直接対話する用意がある」と述べた。ロシアは前日、ミサイル73発とドローン656機でウクライナ全土を攻撃し、少なくとも23人が死亡、130人余りが負傷した。ロシア側は大規模攻撃があったことは認めたものの、主要施設の被害規模については明らかにしなかった。

今回のウクライナの攻撃は、ロシア政府が毎年開催する国際経済フォーラムであるSPIEFを狙ったものとみられる。今年はウズベキスタン、タンザニア両国の大統領をはじめ、130カ国から約2万人が参加する予定だ。会場から約16キロ離れた地点が攻撃を受け、サンクトペテルブルク空港の運営は一時停止されたほか、市内各地で黒煙が確認された。ただし、フォーラムは予定通り進行していると米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。

一方、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は同日、ウクライナの首都キーウを訪れ、ゼレンスキー氏との共同記者会見で、「ウクライナが持ちこたえ、戦場で成果を上げ続けているため、ロシアはますます追い詰められている」と述べた。また、「残念ながらロシアに戦闘を止める兆しは見られない」とし、ロシアの若者たちは不当な契約で戦場に送り込まれ、十分な訓練や補給も受けられないまま命を落とす危険にさらされていると主張した。

これに対し、ロシアのリャブコフ外務次官は同日、SPIEF会場で記者団に対し、ロシア領土が攻撃を受けた場合には核兵器を使用する可能性があると警告した。リャブコフ氏は、「兵器使用が可能となる極限状況については、ロシア連邦の軍事ドクトリンなどに極めて明確に規定されている」とし、「攻撃側が核保有国でなくても、最悪の場合には核兵器による対応につながり得る」と述べた。ただ、リャブコフ氏は、トランプ米大統領の任期中に米国との関係を安定させたいとの考えも示した。


アン・ギュヨン記者 kyu0@donga.com