
6・3地方選挙の投票日に前例のない投票用紙不足を招いたソウル松坡区(ソンパグ)選挙管理委員会が、十分な投票用紙を事前に準備していたにもかかわらず、一部を投票所に配布せず保管していたことが分かった。ずさんな管理が選挙制度への不信を招いたとの批判が出ている。
4日、中央選管によると、松坡区選管は本投票に備え、松坡区の有権者全体(56万5638人)の50%分に当たる投票用紙を印刷したという。松坡区選管は、印刷した投票用紙のすべてを各投票所に配布せず、用紙不足に備えてその一部を選管に予備として保管していた。しかし、投票率が上昇により、一部の投票所では3日午後1時ごろから投票用紙が不足し、有権者が待機する事態が発生したにもかかわらず、予備として準備されていた投票用紙が適時に各投票所へ配送されなかったという。
中央選管は、どの投票所で用紙不足が起きていたのかも正確に把握できていなかった。3日には仁川(インチョン)市と京畿道(キョンギド)でも投票用紙不足を訴える有権者の証言が相次いだが、中央選管は同日午後3時の謝罪会見で「問題が発生した投票所はソウル市内の14カ所」と説明した。しかし仁川市選管は4日になって、管内2カ所の投票所で投票用紙不足が発生していたことを認め、謝罪文を発表した。
選管の後手対応を受け、ソウル松坡区蚕室(チャムシル)7洞第2投票所では、不正選挙を主張する市民たちが投票箱の搬出を阻止し、2日連続で対峙が続くなど混乱が広がった。李在明(イ・ジェミョン)大統領は4日、「何よりも徹底していなければならない選挙管理で、容易に納得し難い不備が生じたことは極めて遺憾だ」とし、「責任を問うべき点があれば、厳正に責任を問わなければならない」と述べた。
イ・ジウン記者 easy@donga.com






