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「彼の人生を知りたい」1カ月で関連本5冊出版、20~30代にも「ジャクソン熱」

「彼の人生を知りたい」1カ月で関連本5冊出版、20~30代にも「ジャクソン熱」

Posted June. 06, 2026 09:04,   

Updated June. 06, 2026 09:04


先月13日に公開された映画「マイケル」をきっかけに、韓国の出版界ではマイケル・ジャクソン関連書籍の出版が相次いでいる。2時間余りの上映時間では描き切れなかったドラマチックな人生への関心が、読書につながっているようだ。

最近1カ月の間に、書店にはマイケル・ジャクソン関連書籍が続々と並んでいる。生前唯一の自伝として知られる『ムーンウォーク』(ミルブックス)が改訂完全翻訳版として再刊されたのが代表例だ。ステージ上のさまざまな写真とともに、幼少期や成長過程などプライベートな一面も収録されている。4日基準(5月28日~6月3日)で、インターネット書店「YES24」の芸術分野ベストセラー1位になった。

年表形式の『マイケル・ジャクソン・ザ・レジェンド』(サムホブックス)や語録集『マイケル・ジャクソンの言葉』(ユナ)も出版された。さらに、マイケル・ジャクソンの人生と音楽世界を紹介する入門書『マイケル マイケル マイケル』(ブレインストア)も出版を控えている。マイケル・ジャクソンのファンコミュニティなどでは、関連書籍が発売されるたびに購入して認証写真を投稿する書き込みも見られる。

映画をきっかけに関連書籍の販売が伸びる現象は出版界では珍しくない。2018年に映画「ボヘミアン・ラプソディ」がヒットした際には、フレディ・マーキュリー関連の写真集やグラフィックノベル形式の評伝が相次いで出版された。23年に「オッペンハイマー」が公開されると、関連評伝や科学史関連書籍の販売が大きく伸びた。映画が大衆の関心を呼び起こすことで、作品の主人公だけでなく、彼らが生きた時代の文化的・社会的背景への関心も高まるためだ。

とりわけ「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたマイケル・ジャクソンのような時代を象徴するスターは、映画1本だけでは語り尽くせないほど豊富な物語を持つ。華やかな成功や複雑な家族史など多くの論議や話題を抱えた人物だけに、映画鑑賞後にその人生をより深く知ろうと関連書籍を手に取る人も少なくない。

音楽評論家で『マイケル マイケル マイケル』の著者であるカン・イルグォン氏は、「マイケル・ジャクソンは非常に有名な人物だが、意外にも彼の人生や音楽を正確に知る人は多くない」とし、「児童性的虐待疑惑の経緯や、その時期に発表されたアルバム『HIStory』に込められた背景なども、あまり知られていない部分だ」と語った。さらに「今の若い世代はもちろん、中高年世代も代表曲やイメージだけで記憶していることが多い」とし、「映画をきっかけに関心を持った読者が、人物の人生や音楽をより深く理解しようとする需要が高まっている」と分析した。

最近出版されるマイケル・ジャクソン関連書籍は、既存ファン向け評伝というよりも、大衆音楽史における彼の位置付けや音楽世界を紹介する入門書の性格が強い点も注目される。過去のスターを記憶する世代だけでなく、映画やユーチューブを通じて初めてマイケル・ジャクソンの音楽に触れた若い世代も、新たな読者層として流入していることを示している。

青少年向け入門書『マイケル・ジャクソン、愛と平和を歌う』(ソネスト)の著者ソン・ヨンジュ氏は、中学生だった1989年に韓国マイケル・ジャクソン公式ファンクラブの創設メンバーとして活動した熱烈なファンだ。ソン氏は「大学生の長女やその友人たちが、マイケル・ジャクソンの曲は知っていても、彼がどのような人生を送り、どんなメッセージを残したのかはよく知らないことに気付いた」とし、「私が中学生の時に受けた感動を、今の20代にも感じてほしいという思いから、マイケル・ジャクソンの成長過程や時代背景の説明に多くの紙幅を割いた」と語った。


キム・ソミン記者 기자