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米国防長官、戦作権移管を歓迎しつつも「作戦計画など米方針も考慮を」

米国防長官、戦作権移管を歓迎しつつも「作戦計画など米方針も考慮を」

Posted June. 01, 2026 08:58,   

Updated June. 01, 2026 08:58


ヘグセス米国防長官は先月30日(現地時間)、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で、韓国の防衛費増額を「模範事例」として挙げた。また、韓国への戦時作戦統制権(戦作権)移管についても歓迎する考えを示した。

ヘグセス氏は同日の演説で、「(米国の同盟国の防衛)『負担分担』が実際にどのような姿なのか知りたければ、韓国を見ればいい」とし、「李在明(イ・ジェミョン)大統領が(韓国の)防衛費を新たな国際基準である国内総生産(GDP)の3.5%水準まで引き上げ、通常戦力による防衛でより大きな責任を担うことを決めたのは、脅威環境に対する明確な認識を反映したものだ」と評価した。続けて「これは韓国の安全保障と繁栄のために不可欠であり、現実を直視したからこそ下された断固たる決定だった」と付け加えた。

さらに「韓国が示した実用主義とリーダーシップに拍手を送る」とし、「他の同盟国やパートナー国もこの道を歩めば、この地域ははるかに安定し安全になるだろう」と述べた。防衛負担の分担に積極的に取り組む同盟国には明確な利益が与えられるとし、「(米国製)兵器売却を迅速に進め、産業協力を深め、情報共有を拡大するなど、さまざまな恩恵を提供する」と強調した。

ヘグセス氏は演説後の質疑で、韓国への戦作権移管に関する質問を受け、「同盟国がより早く、より多くの統制権を行使しようとするのは心強い」とし、「われわれが引き続き奨励したい動きだ」と歓迎した。

ただ、その過程では米軍の作戦計画や、米軍将兵らの数十年にわたる努力が尊重される地点を見いださなければならないとも述べた。戦作権移管への意思は歓迎する一方、その過程では米軍の方針も合わせて考慮されるべきだとの意味と受け止められている。

一方、ヘグセス氏は「中国の歴史的な軍備増強と、この地域(アジア太平洋)およびその先にまで拡大する軍事活動について、正当な警戒感がある」とし、「中国を含むいかなる国も覇権を振るい、米国と同盟国の安全や繁栄を揺るがすことができない持続可能な勢力均衡を追求する」と述べた。昨年のシャングリラ対話で中国を「現実的な脅威」と強く批判したのとは対照的な発言だ。また、先月14日に中国・北京で開かれた米中首脳会談の結果は建設的だったとし、「両国関係はここ数年で最も良好な状態だ」と強調した。


林雨宣 imsun@donga.com