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半導体輸出の追い風に製造業景況感改善 3年7カ月ぶりの高水準

半導体輸出の追い風に製造業景況感改善 3年7カ月ぶりの高水準

Posted May. 28, 2026 08:22,   

Updated May. 28, 2026 08:22


半導体輸出の好調を背景に、製造業企業の景況感が3年7カ月ぶりの高水準となった。ただ、全産業指数は依然として100を下回り、景気認識はなお慎重な水準にある。さらに、大企業との差が広がる中小企業の景況指標は7カ月ぶりの大幅下落となり、輸出大企業主導の成長に対する懸念も強まっている。中東戦争による物価上昇が本格的に生産コストを押し上げれば、景況感が悪化しかねないとの指摘も出ている。

●企業景況感、3年7カ月ぶりの高水準

韓国銀行が27日に発表した5月の企業景気調査の結果によると、今月の全産業企業心理指数(CBSI)は前月比4.0ポイント上昇の98.9となった。2022年10月(99.0)以来、3年7カ月ぶりの高水準だ。月間上昇幅も2023年5月(4.4ポイント)以来、3年ぶりの大きさとなった。

CBSIは、企業景気実査指数(BSI)のうち主要指数(製造業5項目、非製造業4項目)を基に、企業の景気認識を判断するために作られた指標だ。製造業の生産、新規受注、在庫などの指標にアンケート結果を加えて算出する。100を上回れば景気全般に対する企業心理が楽観的であることを意味し、下回れば悲観的であることを示す。

中東戦争にもかかわらず、半導体など情報技術(IT)製品中心の輸出好調を背景に、5月の製造業CBSIは100.8となり、前月比1.7ポイント上昇した。業況や資金繰りの改善が影響した。この指数が100を超えたのは2022年8月(102.9)以来、3年9カ月ぶりとなる。非製造業も、運輸倉庫業や卸小売業の業況改善などを背景に企業心理が改善した。韓国銀行のイ・フンフ経済心理調査チーム長は、「製造業企業は全般的に長期平均より景気を楽観視している」とし、「非製造業は輸入先多角化によって原材料需給の支障が緩和され、物流量が増加した」と説明した。

●大企業と中小企業の景況感に温度差

一方、大企業と中小企業の間では温度差もみられた。大企業CBSIは前月比3.4ポイント上昇の103.4となり、2022年6月(104.1)以来、3年11カ月ぶりの高水準だった。これに対し、中小企業は同期間に0.6ポイント下落の96.2となった。2025年10月に1.7ポイント下落して以来、7カ月ぶりの大幅下落となる。

イ氏は、「5月の中小企業の業績は業況や資金繰りは改善したが、製品在庫の積み上がりが指数下落を主導した」とし、「原材料価格の追加上昇に備え、中小企業が先行的に在庫を確保した影響」と説明した。

韓国経済人協会が売上高基準で上位600位企業を対象に調査した結果、2026年6月の企業景気実査指数(BSI)の見通しは98.6となり、前月(87.5)比11.1ポイント上昇して基準線100に近づいた。4月と5月の2カ月連続で80台にとどまっていた指数が、1カ月で大幅に改善した形だ。

製造業BSIは101.7となり、3カ月ぶりに基準線を上回った。半導体を含む電子・通信機器業種のBSIは122.2で、全業種の中で最も高かった。ただ、製造業・非製造業ともに経営上の困難要因として原材料価格の上昇を挙げた。製造業企業の32.8%、非製造業企業の18.0%が、それぞれ原材料価格の上昇を経営上の困難と回答した。このほか、不透明な経済状況や内需低迷への懸念などを挙げる回答が多かった。


全主榮 aimhigh@donga.com