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「地獄」対「地獄」 猶予はあと1日

Posted April. 06, 2026 09:27,   

Updated April. 06, 2026 09:27


トランプ米大統領は4日(現地時間)、イランに対し「時間切れが迫っている。地獄が訪れるまであと48時間だ」と述べた。ホルムズ海峡を開放しなければイランの発電所などを壊滅させると警告した期限(米東部時間6日午後8時、韓国時間7日午前9時)を改めて示した。これに対し、イラン軍を統合指揮するハタム・アルアンビヤ司令部のアリ・アブドラヒ司令官は「(イランの基幹施設が攻撃されれば)『地獄の門』はあなた方に開かれる」と対抗した。米国のイラン発電所などに対する攻撃猶予期限の終了を翌日に控え、両国の強硬対峙と緊張は頂点に達している。

トランプ氏は同日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「私がイランに(米国の終戦要求案に)合意するかホルムズ海峡を開放するか選ぶよう10日間の猶予を与えた時のことを覚えているか」と迫った。トランプ氏は先月27日を終戦交渉の期限として提示した後、6日まで10日間延長していた。さらにトランプ氏はイラン空爆の映像を投稿し、「今回のテヘラン大規模空爆で、イラン軍(革命防衛隊)を無能かつ愚かに指揮してきた軍指導部の多数が排除された」と主張した。これに先立ち、合意が不成立に終わればイランの発電所や油田、カーグ島(イランの主要原油輸出拠点)、淡水化施設などの民間施設も壊滅させ、イランを石器時代に戻すと警告した。

トランプ氏の「48時間警告」にもかかわらず、イランは対抗姿勢を強めている。4日と5日にもイスラエルとクウェートに向けてミサイルやドローン攻撃を行った。この攻撃により、クウェートの財務省庁舎や石油施設、発電所、淡水化施設などが被害を受けたとされる。

米国がイランの防空網を無力化したと主張する中、イランは3日、米軍のF15戦闘機とA10攻撃機を相次いで撃墜した。米国は特殊部隊を投入して操縦士を全員救出したものの、当初強調していた防空網の完全破壊の主張は説得力を失ったとの分析も出ている。

一方、イランはホルムズ海峡に続いて、もう一つの重要物流ルートであり、スエズ運河の関門に当たる紅海のバブ・エル・マンデブ海峡の封鎖可能性にも言及した。モハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長は3日、X(旧ツイッター)への投稿で「世界の石油、液化天然ガス、小麦、コメ、肥料輸送のうち、バブ・エル・マンデブ海峡を通過する貨物量が最も多い国や企業はどこか」と述べ、封鎖の可能性を示唆した。紅海一帯で軍事活動を展開してきたイエメンの親イラン武装組織フーシは先月28日、参戦を宣言しており、イランが紅海航路の封鎖や攻撃に踏み切る場合、フーシが乗り出す可能性が高いとみられている。


柳根亨 noel@donga.com