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BTS「アリラン」公演生中継 光化門広場をKポップのランドマークに

BTS「アリラン」公演生中継 光化門広場をKポップのランドマークに

Posted March. 21, 2026 09:22,   

Updated March. 21, 2026 09:22


5枚目のフルアルバム「アリラン(ARIRANG)」で活動を再開したBTS(防弾少年団)が21日、ソウルの光化門(クァンファムン)広場一帯で復帰公演を開く。光化門前の六曹庭には5階建てに相当する高さのステージが設置され、世宗(セジョン)大路沿い約1キロ区間に2万2000人規模の観覧席が設けられた。最大26万人が集まると見込まれる巨大なKポップ野外会場だ。20日には光化門の街がBTSの映像と音楽に包まれ、ファン「ARMY」を象徴する紫色に染まった。

公演では、朝鮮王朝の即位式や使節接見が行われた景福宮勤政殿(キョンボックン・クンジョンジョン)を起点に、100年ぶりに復元された光化門月台(ウォルデ)を通る「王の道」を歩き、広場のステージへと向かう。かつて国家儀礼の場だった閉ざされた空間は、2000年代以降、ろうそく集会やワールドカップ街頭応援に象徴される開かれた空間へと変貌した。今や光化門はKポップを楽しむ世界の人々の場へと進化しようとしている。公演を190以上の国・地域に生中継するネットフリックスは「光化門と景福宮の歴史性を強調しつつ、BTSが表現する現代性を融合させる」と説明する。ローマのコロッセオ広場でポール・マッカートニーやエルトン・ジョンが公演を行ったように、歴史的空間は再解釈を通じて現代と結びつく。

BTSはKポップの歴史を書き換えた存在だ。2013年、当時は中小事務所だったHYBEからデビューし、国内での活動機会は限られていたが、ユーチューブやソーシャルメディア(SNS)を通じて海外で先に注目を集めた。「Love Yourself」というメッセージで共感を呼び、3000万人規模の世界的ファンダムを築いた。その頂点で「韓国的要素は自分たちの出発点でありルーツだ」としてアルバム「アリラン」を発表した。リーダーのRMは「自分たちは韓国から来た普通の若者だ」と語る。Kポップの地位向上を背景に、韓国的なものへの自信を深めた結果だろう。

景福宮とその正門である光化門を背景にKポップが響く光景は、韓国文化の躍動を象徴する場面となるはずだ。BTS効果による経済波及も大きい。ブルームバーグは今回の公演の経済効果を1億7700万ドル(約2700億ウォン)と試算した。ビートルズのスタジオがあった英ロンドンのアビイ・ロードが「ポップの聖地」となったように、光化門一帯の歴史的空間とKポップを結びつければ、新たな観光資源となり得る。そのためにも今回の公演を安全かつ秩序ある形で成功させることが何より重要だ。