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イスラエル、テヘランの石油施設を初空爆 イランも報復攻撃

イスラエル、テヘランの石油施設を初空爆 イランも報復攻撃

Posted March. 09, 2026 08:43,   

Updated March. 09, 2026 08:43


イスラエルは8日(現地時間)、イランの首都テヘラン南部の石油貯蔵施設を攻撃し、4人が死亡した。先月28日に米国とイスラエルによる対イラン攻撃が始まって以来、イランの民間石油施設が攻撃対象となったのは初めてだと米ワシントン・ポストが伝えた。これまでミサイルや核関連の軍事施設に集中していた米国とイスラエルの攻撃が、イラン経済の中枢といえるエネルギー施設にも拡大するのではないかとの観測が流れている。

イスラエル紙タイムズ・オブ・イスラエルなどによると、イスラエル空軍は同日、テヘランの石油貯蔵施設4カ所と石油輸送センター1カ所を空爆した。イランの軍事施設に電力を供給するエネルギー施設も攻撃を受けた。今回の攻撃で巨大な炎と煙が立ち上り、テヘラン上空を覆った。イラン国営石油精製・流通公社(NIOPDC)のケラマト・ヴェイス・カラミ代表は「石油施設は被害を受けたが火災は鎮火され、依然として十分な石油備蓄がある」と述べた。

イランは、攻撃された施設が民間施設である点を強調し、イスラエルを強く非難した。また対抗措置として、イスラエル北部の拠点都市ハイファの石油施設を攻撃した。こうしたエネルギー施設を狙った攻撃が拡大すれば、すでに急騰している国際原油価格がさらに不安定になるとの見方が出ている。イランは開戦直後からサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールなどのエネルギー施設を空爆しており、世界の主要原油輸送路であるホルムズ海峡の封鎖も行っている。

特にイスラエルは、イランの支援を受ける武装組織ヒズボラの拠点であるレバノン首都ベイルートに対する大規模空爆も続けた。これまでイスラエルはベイルート南部郊外への攻撃に集中していたが、同日は中心部への攻撃も行った。現地メディアは、今回の戦争でイスラエルがベイルート中心部を空爆したのは初めてだと伝えた。イスラエルは今回の攻撃がイラン革命防衛隊の指揮官を標的とした精密攻撃だったと主張した。またイスラエルはレバノンへの大規模地上軍投入の準備も進めている。

一方、イランの安全保障トップである最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は8日、X(旧ツイッター)への投稿で「複数の米軍の兵士が捕虜になったとの報告を受けた」と主張した。ただし捕虜の人数や拘束の経緯などについては具体的に言及しなかった。ラリジャニ氏は「米国は彼らが戦死したと主張しているが、真実を長く隠すことはできない」と付け加えた。

これに対し米中央軍(CENTCOM)のティム・ホーキンス報道官は「イラン政権は虚偽情報を流布して(大衆を)欺くため、あらゆる手段を動員している」と反論した。


柳根亨 noel@donga.com