
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の「内乱および逮捕妨害」事件控訴審の全過程がリアルタイムで中継されることになった。ソウル高裁刑事1部(裁判長・尹誠植部長判事)は3日、内乱特検(趙垠奭特別検察官)の申請を受け、尹氏の特殊公務執行妨害などの容疑に関する2審の中継申請を許可した。これにより、4日の初公判からすべての弁論過程が公開される。現行の内乱特検法は1審裁判の中継を義務づけており、2、3審も特検または被告が申請した場合、特段の事情がない限り中継を許可するよう定めている。内乱特検は先月26日、裁判所に中継放送の許可を申請していた。
ただし裁判所は、「国家安全保障や安寧秩序の妨害、善良な風俗を害するおそれ、法廷秩序の維持、訴訟関係人の権利保護、または公共の利益などを理由に、中継を一部中止または制限することができる」との留保条件を付した。
尹氏は昨年1月、大統領警護処を動員して高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の逮捕状執行を妨害した疑いを受けている。このほか、「12・3非常戒厳」宣布当時、閣議の外形を整える目的で一部の閣僚のみを招集した疑い(職権乱用)、戒厳解除後に虚偽の宣布文を作成・廃棄した疑い(虚偽公文書作成、大統領記録物法違反など)も受けている。1審を担当したソウル中央地裁刑事合議35部(白大鉉裁判長)は、これらの容疑をすべて有罪と判断し、尹氏に懲役5年を言い渡した。その後、特検側と尹氏側の双方が控訴し、内乱・外患・反乱罪または関連事件を担当する「内乱担当裁判部」であるソウル高裁刑事1部に事件が割り当てられた。
内乱特検は、韓悳洙(ハン・ドクス)前首相の内乱重要任務従事容疑事件の控訴審についても裁判所に中継を申請した。韓氏の2審初公判は公判準備期日として、今月5日に開かれる予定だ。1審裁判所は、特検が求刑した懲役15年よりも重い懲役23年を言い渡した。韓氏は証拠隠滅のおそれを理由に法廷拘束された。
ソ・ソルヒ記者 facthee@donga.com






