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韓米、「北朝鮮核の除去・指揮部斬首訓練」延期せず実施

韓米、「北朝鮮核の除去・指揮部斬首訓練」延期せず実施

Posted February. 04, 2026 10:27,   

Updated February. 04, 2026 10:27


韓米両国が、上半期の韓米合同軍事演習「自由の盾(フリーダム・シールド、FS)」を例年通り約2週間にわたり実施する方針を固めたことが分かった。鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官らは、南北関係改善のため演習調整の必要性を主張してきたが、韓米は戦時作戦統制権(戦作権)移管に向けた作業を加速させるため、合同軍事演習を通常通り実施することで合意したという。北朝鮮はこの演習を「核戦争演習」だとして強く反発してきた。

3日、政府消息筋によると、韓米はFSを来月9日から19日まで実施する方針だ。FS本演習に先立って行われる危機管理演習(CMX)は、来月3日から6日まで実施される予定だ。FSは、北朝鮮の全面南侵により戦争が勃発した場合を想定し、韓米連合軍の作戦計画をシミュレーションで熟達させる指揮所演習(CPX)だ。北朝鮮に対する防衛にとどまらず、反撃、北朝鮮指揮部の排除、核兵器の除去までを網羅する内容であるため、北朝鮮は「北侵謀議の対決妄動」だとして激しく非難してきた。

このため、一部では4月に予定されているトランプ米大統領の訪中を機に、米朝首脳会談の可能性が取り沙汰されていることから、演習を猶予すべきだとの要求も出ていた。しかし韓国国防部は、李在明(イ・ジェミョン)大統領の任期中に戦作権の移管を進めるには、FSの正常実施が不可欠だとの立場を崩さなかったという。

政府関係者は「昨年11月、韓米が安全保障協議会(SCM)を通じて、戦作権の移管に向けた3段階手続きのうち第2段階に当たる完全運用能力(FOC)の検証を年内に終えることで合意した以上、FSを通常通り実施せざるを得ない」とし、「下半期の演習も例年通り進め、FOC検証を終えた上で、戦作権移管の年度を決める」と述べた。

大統領府は5日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会で、韓米合同軍事演習実施の案件を議論する予定だという。大統領府としても、韓米軍当局間の協議を経て演習日程が確定しており、今回の演習が戦作権移管とも絡んでいる以上、演習の猶予は難しいとの考えだという。

ただし、従来はFS期間中に集中的に実施されてきた野外機動合同訓練については、分散して実施する案が検討されている。北朝鮮の反発を考慮した措置との指摘に対し、別の政府消息筋は「野外機動訓練を特定期間に集中して行うことが、かえって訓練の効率を下げるとの意見が出たためだ」と説明した。


孫孝珠 hjson@donga.com