
流通業界が、来月15日から9日間続く中国最大の祝祭である春節(中国の旧正月)を前に、中国人観光客の取り込みに動いている。この期間、20万人を超える中国人観光客が韓国を訪れると見込まれ、中国人に人気の商品や、きめ細かなサービスを相次ぎ投入している。
29日、業界によると、ロッテマートは春節を含む東アジア地域の連休を前に、外国人向けの土産商品を拡充する。十二支や厄よけの干しスケトウダラなど、韓国の伝統文化をモチーフにしたパッケージデザインを採用した「ロッテ・アーモンドチョコボール厄よけ企画 184グラム」を発売する。外国人来店客が多いロッテマート・ゼータプレックス・ソウル駅店内の韓国文化商品館「宝物」では、十長生やハングルのイメージをあしらった箸セット、朝鮮王室ワインストッパーなど、韓国の伝統文化を生かした贈答品を展開する。
GSリテールが運営するコンビニエンスストア「GS25」は、春節シーズンに合わせ、外国人客向けの決済プロモーションを実施する。中国人観光客の利用が多い決済手段であるユニオンペイで支払うと、15%の即時割引が受けられる。アリペイ利用者を対象にした「ラッキードロー景品抽選」イベントも行う。
BGFリテールが運営するコンビニ「CU」は、来月13日からウィチャットペイ利用客向けに割引クーポンを提供するほか、来月11日から3月9日まで、アリペイでの決済時に追加割引が受けられるプロモーションを実施する。
流通業界は、韓中首脳による2回の首脳会談を通じて両国関係に追い風が吹いていることから、中国人観光客の韓国訪問が一段と増えると期待している。中国による対日文化規制、いわゆる「限日令」に伴う反射利益も享受できるとの見方だ。市場調査会社チャイナ・トレーディング・デスクによると、春節期間に韓国を訪れる中国人観光客は、前年より52%増の23万~25万人規模になると予測されている。
外国人観光客の必須立ち寄りスポットとなったムシンサやオリーブヤングも、需要に合わせたサービスを強化する。オリーブヤングは、外国人観光客の関心が高い商品を「グローバル・ホットイシューゾーン」に集中的に配置し、キャリーケース保管サービスを導入するなど利便性を高めた。ムシンサ・スタンダードやムシンサ・ストアでは、ウィチャットペイ決済と連動した提携プロモーションを展開している。
ナム・ヘジョン記者 namduck2@donga.com






