
年明け以降、企業トップのインド訪問が相次いでいる。鄭基宣(チョン・ギソン)HD現代(ヒョンデ)会長がインドを訪れ、ナレンドラ・モディ首相と会談した。これに先立ち、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長もインドを訪問している。中国を抜いて人口世界一となったインドの重要性がグローバル市場で急速に高まる中、各社はインドを対象とした事業活動やマーケティングを強化している。
HD現代は29日、「鄭会長がモディ首相の招請を受けてインドを訪問し、造船分野における相互協力の拡大策を深く議論した」と明らかにした。鄭会長は、モディ首相公邸で開かれた「グローバル・エネルギー・リーダー・ラウンドテーブル」に出席し、モディ首相のほか、インド政府の関係閣僚や国営企業代表、グローバル企業の最高経営責任者(CEO)約30人と協力策を話し合った。鄭会長はこの場で、「インドは海外生産拠点の分散戦略における中核地域であり、HD現代にとっても新たな成長エンジンになると確信している」と述べた。
実際、HD現代のインドにおける事業規模は拡大を続けている。昨年7月、インド最大の国営造船所であるコーチン造船所と覚書(MOU)を結び、設計・購買支援や生産性向上技術を共有してきた同社は、最近、商船に限られていた協力範囲を、艦艇などの特殊船舶にまで広げる方針を示した。昨年には、インド政府およびタミル・ナードゥ州と造船所の建設に向けたMOUを締結し、インド南部ベンガルール地域の国営企業「BEML」と、クレーン事業協力を拡大する業務協約も結んだ。
エネルギー事業をめぐる交流も活発化している。昨年11月と今年1月には、ハルディープ・シン・プーリ石油・天然ガス相や、タリコタイ・ラステバルバル・ラジャ・タミル・ナードゥ州産業相らが、京畿道城南市盆唐区(キョンギド・ソンナムシ・プンダンク)のHD現代グローバルR&Dセンターや、蔚山(ウルサン)のHD現代重工業造船所を相次いで訪れ、協力強化策を協議した。
鄭基宣会長に先立ち、鄭義宣会長も年初の多忙な日程を縫ってインドを訪問した。鄭義宣会長は今月11日から2泊3日の日程で、インド南東部の現代自動車チェンナイ工場、南中部の起亜(キア)アナンタプール工場、中部の現代自動車プネー工場などを相次いで回り、現場を点検した。
LGもインド市場への注力を強めている。2017年以降、計1130億ウォンを投じ、ノイダやプネーなどで生産施設を稼働している。スリシティ地域でも新たな生産施設を建設しており、同工場が完成すれば、現地で冷蔵庫360万台、エアコン470万台などを生産できると見込んでいる。
各社がインド市場に力を入れる背景には、同国の急成長がある。インドは2014年以降、毎年国内総生産(GDP)が7%以上の成長を続けている。現在の成長ペースが続けば、来年には日本とドイツを抜き、世界3位の経済大国に浮上するとの見方を国際通貨基金(IMF)は示している。人口の40%以上が25歳未満という「若い国」である点も、企業にとって大きな魅力だ。
李沅柱 takeoff@donga.com






