
尹錫悅(ユン・ソクヨル)前大統領夫妻が居住していたソウル市龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の大統領公邸内ゴルフ練習施設が、当時の金龍顯(キム・ヨンヒョン)大統領警護処長の指示で違法に作られていたことが分かった。大統領警護処は、ゴルフ練習施設の存在が外部に知られないよう、工事名を「哨戒所工事」と虚偽で記載し、行政安全部などの承認も得ていなかった。
29日、監査院の監査結果によると、金氏は2022年5月末、当時のキム・ジョンチョル警護処次長ら警護処職員約10人に、公邸内へのゴルフ練習施設造成を指示した。尹氏の当選後、執務室を龍山に移すことを決め、従来の外交部長官公館を大統領公邸として改修する過程で、内部にゴルフ練習施設を設けさせたという。その後、キム・ジョンチョル氏が「外部に知られないようにせよ」と指示すると、担当幹部は工事執行関連文書に工事名を「哨戒所造成工事」と記載し、勤務者待機施設を整備するかのような虚偽の内容を作成した。
監査院はこれに先立ち、2022年12月に公邸移転疑惑をめぐる監査に着手し、1年9カ月後の2024年9月に結果を公表した。しかし「お手盛り監査」との疑惑が浮上し、国会は昨年1月、監査のやり直しを求めていた。
今回の監査では、ゴルフ練習施設の造成について、尹氏からの直接の指示があったかどうかは明らかにならなかった。一方、与党「共に民主党」は、公邸移転疑惑などを捜査対象とする「2次総合特検法」を16日、国会本会議で可決した。
權五赫 hyuk@donga.com






