Go to contents

韓東勲氏、現体制下では「国民の力」の公認困難 6月補選に無所属出馬説も

韓東勲氏、現体制下では「国民の力」の公認困難 6月補選に無所属出馬説も

Posted January. 30, 2026 10:17,   

Updated January. 30, 2026 10:17


野党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表が29日、党員掲示板事件をめぐって最終的に党から除名され、今後の政治的選択肢にも関心が集まっている。除名処分を受けた韓氏は、最高委員会の承認がなければ、除名日から5年以内に再入党することはできない。このため、政界では韓氏が無所属で6月3日の地方選や国会議員補欠選挙に出馬する可能性も取り沙汰されている。

韓氏は、除名決定の効力停止を求める仮処分申請や、懲戒無効訴訟など法的対応を検討しているとされる。これに先立ち、倫理委員会の除名処分が出た直後、法的対応を予告していた。ただ、いわゆる「親・韓東勲」系の間では法的対応を巡り意見が分かれているという。仮処分申請が受け入れられる可能性が低いうえ、受け入れられたとしても実益が乏しいという理由からだ。韓氏側のある関係者は「仮に可処分申請が受け入れられて党籍を回復しても、かえって政治的選択肢が狭まるため、思いとどまらせる雰囲気だ」と伝えた。

無所属出馬の可能性も浮上している。特に、大邱(テグ)市長選に同党所属の現職議員が出馬する場合、補欠選挙が実施される可能性があるとして、大邱出馬説が出ている。過去、第21代総選挙で「未来統合党」(現・国民の力)の公認を得られなかった洪準杓(ホン・ジュンピョ)前大邱市長は、大邱・寿城(スソン)乙で出馬し、「共に民主党」、未来統合党の候補を破って勝利した。また、保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表も、「国民の力」を離れて改革新党を創党し、京畿道華城(キョンギド・ファソン)乙で当選している。韓氏も同様のモデルを踏襲できるとの見方だが、「共に民主党」、「国民の力」の候補を相手に容易ではないとの見通しも出ている。

新党結成の可能性も指摘されているが、実現性は高くない。地方選挙を控え、結成準備に充てる時間が限られるうえ、離党すれば議員職を失う比例代表議員が多い「親・韓東勲」系が、韓氏に同調して離党するのは難しいためだ。

韓氏は当面、支持層の結集に注力するとみられる。支持者らは31日、国会近くで除名処分を確定させた「国民の力」執行部を批判する集会を開く予定だ。17日、24日に続き、懲戒撤回を求める集会が相次いで行われ、支持層が勢力誇示に乗り出す形だ。これまで集会には不参加だった韓氏も、除名が確定したことを受け、31日の集会には直接姿を見せるとの観測が流れている。来月8日には、ソウル市松坡(ソンパ)区の蚕室(チャムシル)室内体育館でトークコンサートを開催し、支持基盤固めに乗り出す。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com