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イラン「米が軍事介入なら全面戦争と見なす」

イラン「米が軍事介入なら全面戦争と見なす」

Posted January. 27, 2026 10:32,   

Updated January. 27, 2026 10:32


米国がイラン政府による反政府デモの流血鎮圧に警告を発し、中東に空母などの主要戦力を集結させる中、イランは強い反発を示し、軍事介入があれば最も強硬に対応すると表明した。

AP通信によると、25日、イランの首都テヘラン中心部の広場に、米空母が攻撃され破壊される様子を描いた巨大広告が掲出された。青い空母甲板から赤い血が帯状に海へ流れ落ちる構図で、全体として「血に染まった星条旗」を想起させるという。片隅には「風をまけば嵐を刈り取ることになる」との警告文も記され、米国の軍事介入に対し、強力な報復に出る意思を示すものと受け止められている。掲出されたエンゲラーブ広場は、国家主催の集会が行われる場所だ。

イラン高官は24日、ロイター通信に対し、「限定攻撃であれ、全面攻撃であれ、外科手術的攻撃であれ、物理的攻撃であれ、どのような名称で呼ばれようと、われわれに向けられた攻撃はすべて全面戦争と見なし、最も強力な方法で対応する」と述べた。反政府デモの鎮圧を指揮するモハマド・パクプール革命防衛隊司令官も22日、国営テレビで発表した声明で「革命防衛隊とイランは、これまでになく備えが整っている」とした上で、「引き金に手を掛け、最高司令官の命令と措置を実行する準備ができている」と強調した。

軍事行動の可能性に言及した後、いったん距離を置いていたトランプ米大統領だが、最近はイラン周辺海域への戦力配備を大幅に増やしている。特に、原子力空母「エイブラハム・リンカーン」と駆逐艦3隻で構成される空母打撃群を含む多数の海空戦力を中東へ移動させている。アジア太平洋地域を出発した同打撃群は、インド洋を経て中東へ向かっている。F35ステルス戦闘機などを搭載する空母打撃群が中東地域に到着すれば、すでにバーレーン港に入港している沿岸戦闘艦3隻や、ペルシャ湾に配備済みの米海軍駆逐艦2隻と合流することになる。

トランプ氏は22日、大統領専用機エアフォースワンの機内で記者団に対し、「(イラン地域に向けて)大規模な(米軍の)艦隊が向かっている」とし、「何も起きないことを望むが、われわれは(イランの動きを)注意深く見ている」と述べた。必要に応じ軍事措置を取る可能性を示唆した発言とみられる。

こうした中、イランでの反政府デモ鎮圧を巡り、死者が3万6500人以上に上るとの報道も出た。英国に本部を置くイラン反政府系メディア「イラン・インターナショナル」は、8~9日の2日間で治安部隊の流血鎮圧により3万6500人以上が死亡したと伝えた。米誌タイムも、イラン保健省高官の話として、同期間に最大3万人が死亡した可能性があると報じた。


チャン・ウンジ記者 jej@donga.com