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米北部で氷点下40度の「アイスストーム」 航空便1万4000便欠航、買いだめ広がる

米北部で氷点下40度の「アイスストーム」 航空便1万4000便欠航、買いだめ広がる

Posted January. 26, 2026 10:01,   

Updated January. 26, 2026 10:01


米国とカナダを含む北米地域を、24日、記録的な寒波と大雪を伴う大規模な冬の嵐が襲った。米国50州のうち少なくとも22州で非常事態が宣言され、米国内だけで1万4000便以上の航空便が欠航した。

寒波と大雪に加え、物流の混乱が予想されたことから、全米で食料品の買いだめが相次いだ。ニューヨークなど主要都市では店頭の棚が空になる事態も続出している。テキサス州やルイジアナ州など南部の一部地域では、少なくとも15万世帯が停電の影響を受けている。こうした状況を受け、週明け26日には多くの連邦政府機関や学校が閉鎖される見通しだ。

●記録的な冬の嵐

米国立気象局は24日、西部と南部の一部を除く全米に対し、アイスストーム、ウィンターストーム、エクストリーム・コールド、フリーズなど複数の災害警報を発令した。山間部では雪崩、海上では高波への警戒が呼びかけられ、一部地域では冬の嵐に伴う竜巻警報まで出された。

北部ミネソタ州では気温が氷点下40度まで下がる見通しで、カナダ・ケベック州では氷点下50度に達するとの予報も出ている。多くの地域で降雪量は数十センチに及び、ニューヨーク・マンハッタンのセントラルパークでも25日に30センチの積雪が予想されている。気象当局は「今回の寒波と大雪は、数十年に一度の災害的規模になる」とし、「米国だけで約2億人が悪天候の影響を受ける」と警告した。カナダ気象局も「極度の寒さにより、数分で凍傷に至る恐れがある」と注意を呼びかけている。

今回の被害は、南部ニューメキシコ州やテキサス州から中部の複数州を経て、北東部ニューヨーク州、マサチューセッツ州、メイン州に至るまで、3200キロ以上にわたって形成された巨大な降雪帯が原因だ。ニューヨーク・タイムズは「北極からの冷たい気団が、太平洋側から流れ込む暖かく湿った空気と衝突し、全米各地でみぞれや着氷性の雨、雪をもたらしている」と分析した。

米海洋大気庁(NOAA)の気象予測センターは「今回の嵐は影響範囲が極めて広く、通過後には記録的な寒さが続くのが特徴だ」と指摘した。

ワシントンを含む少なくとも22州では非常事態宣言が出され、州兵の配備などが進められている。連邦緊急事態管理庁(FEMA)も、物資や人員、捜索救助チームを各州に事前配備したとしている。

●買いだめと停電相次ぐ

AP通信によると、24日だけで米国内の週末便1万4000便以上が欠航した。コロナ禍以降、1日当たりでは最多水準だという。

数日間外出できなくなるとの不安から、全米で買いだめも深刻化した。食料品チェーン「トレーダー・ジョーズ」のニューヨークの店舗では、早朝から100メートルを超える行列ができ、正午前にパンや肉の売り場が空になった。融雪剤や雪かき用具、停電に備えた非常用発電機も品薄となっている。

官公庁や学校、教会も非常体制に入った。嵐の影響を受ける州の多くでは、26日の休校やオンライン授業への切り替えを事前に決定。週末にかかる形で嵐が到来したため、教会でもオンライン礼拝を行う動きが広がっている。


林雨宣 imsun@donga.com