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米国家防衛戦略「北朝鮮抑止の一次的責任を担う能力は韓国にある」

米国家防衛戦略「北朝鮮抑止の一次的責任を担う能力は韓国にある」

Posted January. 26, 2026 09:58,   

Updated January. 26, 2026 09:58


トランプ米政権が23日(現地時間)に公表した国家防衛戦略(NDS)は、韓国について「限定的だが重要な米国の支援を通じて、北朝鮮を抑止する一次的責任を担う能力がある」と明記した。また韓国を含む同盟国に対し、「共同防衛に対して、公正な負担を果たさなければならない」と求めた。米国は中国牽制に集中するので、北朝鮮の脅威への対応は韓国が担ってほしいとのメッセージであり、在韓米軍の規模や役割の調整まで示唆している可能性があるとの見方も出ている。

NDSは、米ホワイトハウスが発表する最上位の対外戦略指針である国家安全保障戦略(NSS)の下位文書に当たり、米戦争省(国防総省)が策定する。米軍運用の「設計図」とも位置づけられる。NSSとNDSはいずれも、通常は大統領任期(4年)中に1度だけ発表される。新たなNSSは昨年12月4日に公開された。

今回のNDSは、韓国を名指しで北朝鮮抑止の一次的責任を担う国として位置づけ、「韓国は北朝鮮の直接かつ明確な脅威に直面する状況にあり、その意思も有している」と強調した。強力な軍事力、高水準の国防費支出、堅固な防衛産業、徴兵制などを韓国の強みとして列挙。韓国が通常兵力をさらに強化し、北朝鮮の脅威に主導的に対処しつつ、中国牽制にも関与すべきとの要求と受け止められる。その代わり、米国は本土防衛を強化し、インド太平洋地域では防空能力の向上などを通じて中国の台頭抑止に注力する姿勢を示した。

NDSは北朝鮮について、「韓国と日本に対し直接的な軍事的脅威を与えている」とし、「北朝鮮のミサイル戦力は、通常兵器としてだけでなく、核やその他の大量破壊兵器(WMD)を搭載し、韓国と日本の目標物を攻撃できる能力を備えている」と評価した。北朝鮮の核戦力については「米本土に対する明白かつ現存する危険」と指摘した。一方で、今回のNDSは新NSSと同様に「北朝鮮の非核化」には言及しなかった。

また、NDSはトランプ氏が重視してきた米州大陸と欧州、アフリカ西部の一部を含む西半球における影響力強化も強調した。本土防衛の水準を高めるとともに、△グリーンランド△アメリカ湾(メキシコ湾)△パナマ運河に対する米国の軍事的・商業的アクセスを確保するとしている。


申晋宇 niceshin@donga.com