
米ミネソタ州ミネアポリスで今月7日、移民税関捜査局(ICE)の捜査官が非武装の白人女性、レネ・ニコル・グッドさん(37)を射殺した事件を受け、抗議デモが広がる中、米連邦検察は20日、ICEの取り締まりを妨害した疑いで、ティム・ウォルズ・ミネソタ州知事らに対する強制捜査に着手した。2024年の米大統領選で民主党の副大統領候補だったウォルズ氏は声明を出し、「脅しに屈して沈黙することはない」と反発した。
米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、米連邦検察は同日、ウォルズ氏のほか、キース・エリソン・ミネソタ州司法長官、ジェイコブ・フライ・ミネアポリス市長、カオリー・ハー・セントポール市長に対し、資料提出を求める連邦大陪審の召喚状を発付した。米連邦検察は重大事件の場合、複数の陪審員で構成される大陪審を通じて、令状や召喚状を発付する。
同紙は今回の召喚状発付について、「当初はウォルズ氏とフライ氏のみを対象としていた検察が、ミネソタ州全域でICEを糾弾するデモが相次ぐと、捜査対象を拡大した」と伝えた。ウォルズ氏、フライ氏、ハー氏はいずれも民主党所属だ。特にウォルズ氏は、2024年にトランプ大統領を「奇妙だ」と評したこともある。フライ氏は召喚状発付について「政治的反対勢力の恐怖をあおる行為だ」と批判し、ウォルズ氏も「グッドさんの死に対する責任から目をそらすための政治的意図だ」と指摘した。
ミネソタ州の労働組合や宗教界、市民社会の指導者らは23日、大規模な「経済シャットダウン」デモを予告し、住民に出勤や登校、買い物を控えるよう呼びかけた。23日午後2時には、ミネアポリス中心部でICEに抗議する集会を開く計画だ。
一方、インターネットメディアのアクシオスは同日、トランプ政権の強硬な移民取り締まりの下、昨年、ICEの拘禁施設内での死亡者が31人に達したと報じた。24年の死亡者数(11人)の約3倍で、04年のブッシュ政権下で32人が死亡して以来、21年ぶりの最多記録となる。
アン・ギュヨン記者 kyu0@donga.com






