
昨年9月27日と今月4日、軍事境界線(MDL)を越えて北朝鮮に侵入した無人機(ドローン)が、民間によるものと判明した場合、韓国軍は警戒に失敗した責任を免れない見通しだ。
南北の接境地域上空は「P518」と呼ばれる飛行禁止区域として厳格に管理されている。軍用ドローンのみが飛行可能で、民間ドローンは事前に軍の許可を受けなければならない。
しかし、両時期とも軍が事前に許可した民間ドローンの飛行はなかったという。無許可で飛ばされた民間ドローンが、2度にわたりMDLを越えたにもかかわらず、軍がまったく把握できていなかった可能性がある。
北朝鮮は、昨年9月と今月4日の無人機の離陸地点が、それぞれ京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)と仁川市江華郡(インチョンシ・カンファグン)(江華島)だったと主張している。2022年末にも、北朝鮮の無人機が同じ2地域で韓国軍の防空網を突破し、龍山(ヨンサン)の大統領室付近まで侵入した事例があった。
韓国国内の一部の民間のドローン愛好会は、10年以上前からインターネットで購入した市販の部品で製作した無人機を使い、北朝鮮各地を撮影してきたことが分かっている。23年には、ある愛好会の会員が、100万ウォンにも満たない費用で製作した無人機を北朝鮮に飛ばし、金剛山(クムガンサン)付近を撮影した映像をユーチューブに投稿したこともあった。自動飛行装置に衛星測位システム(GPS)と飛行経路(離陸~帰還)を事前に入力し、機体に搭載したカメラで北朝鮮の地上や領空を撮影したという。
軍関係者は「民間愛好会のドローンは非常に小型で、軽量の発泡スチロールなど、レーダーで捕捉しにくい素材で作られており、探知が難しい」とし、「全長2メートル以下の小型ドローンが高度150メートル以下の低空で飛行した場合、現行の防空網ではすべてを捕捉するのには限界がある」と説明した。
尹相虎 ysh1005@donga.com






