
各種犯罪と結び付いた「闇金」が、韓国国内カジノに流入している。犯罪組織はこれまで、暗号資産(コイン)を使って犯罪収益を洗浄してきたが、捜査機関のデジタル追跡技術が高度化したことを受け、再びカジノを通じたマネーロンダリングに戻りつつある。
東亜(トンア)日報が接触した資金洗浄業者らは、「コインよりも、カジノのジャンケットルーム(高額VIP向け賭博場)の方が安全だ」と口をそろえ、「手数料を払えば現金を『洗浄済みの資金』に替えてやる」と語った。提示された手数料は最大40%に及んだ。犯罪の痕跡を消し、捜査網から逃れるための対価だという。
こうした手口が広がる中、韓国ももはや資金洗浄の安全地帯ではないとの懸念が強まっている。最近では、済州(チェジュ)など国内のカジノを行き来しながら、ボイスフィッシングによる犯罪収益を洗浄していた中国人が摘発され、国内カジノが闇金の通路として使われている実態が明らかになった。
問題は、これを抑止する有効な制裁手段が乏しい点だ。2024年に国内カジノ事業者による違法両替額は4196億ウォンに達したが、科された課徴金は違反額の0.1%程度にとどまった。専門家は、違反額に応じた累進的課徴金制度の導入や、資金洗浄防止(AML)点検のための専門人材の投入など、制度の抜本的な見直しが急務だと指摘している。
イ・スヨン記者 lotus@donga.com






