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経済苦抗議の反政府デモで16人死亡 イラン最高指導者「暴徒に屈しない」

経済苦抗議の反政府デモで16人死亡 イラン最高指導者「暴徒に屈しない」

Posted January. 05, 2026 10:38,   

Updated January. 05, 2026 10:38


深刻な経済難に抗議するイランの反政府デモが激化し、4日現在、少なくとも16人が死亡したと、イラン・インターナショナルや英紙ガーディアン、AP通信などが伝えた。イランの最高指導者、ハメネイ師は、デモ参加者を「暴徒」と位置づけ、強硬対応を示した。

外信によると、昨年12月28日に始まった抗議行動は、今月2日時点で全国31州のうち25州、約60都市に拡大した。デモ参加者15人と治安部隊員1人の計16人が死亡し、少なくとも44人が銃撃を受けて負傷。参加容疑で少なくとも119人が拘束されたという。2022年、ヒジャブ着用を拒んだ22歳のマフサ・アミニさんが警察拘束中に死亡し、抗議が広がった「ヒジャブ反対」デモ以降、最大規模に発展しているとの見方もある。

西部マレクシャヒでは、武装したデモ隊が警察署への突入を図り、治安部隊員1人とデモ参加者2人が死亡した。モスクが攻撃された事例もあったと地元メディアは伝えている。

デモは、イラン通貨リヤルの価値がこの6カ月で50%以上下落するなど、深刻な景気後退を背景に発生した。当初は商人が中心だったが、大学生らが加わり、次第に拡大。反政府色も強まり、「独裁者に死を」といった、ハメネイ師を直接批判するスローガンも登場した。

ハメネイ師は、デモ開始から6日後の3日、国営放送に初めて姿を見せ、「抗議者とは対話すべきだが、暴徒と対話しても得るものはない」とし、「敵に屈することはなく、暴動を起こした者は元の位置に戻さねばならない」と述べた。さらに「敵に扇動、あるいは雇われた者が、商人の背後で政府に反対するスローガンを叫んでいる」と主張した。

トランプ米大統領は2日、「イラン政府が平和的なデモ参加者に発砲し、殺害するなら、米国は彼らを救出しに行く」と述べ、介入の可能性を示唆。これに対しイランは「米国とイスラエルがデモを扇動している。中東に駐留する米軍を攻撃する」と反発した。


柳根亨 noel@donga.com