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現代自動車、来月のCESでAIロボティクスの将来像提示

現代自動車、来月のCESでAIロボティクスの将来像提示

Posted December. 23, 2025 10:16,   

Updated December. 23, 2025 10:16


現代(ヒョンデ)自動車グループは、来年1月に米ラスベガスで開かれる世界最大級のIT・家電見本市「CES 2026」で、グループの将来を担う人工知能(AI)ロボティクスの全体像を示す。

同社は22日、展示テーマを「人類の進歩のためのパートナーシップ:AIロボティクス、研究室を超えて生活へ」と定めたと発表した。研究室にとどまってきたロボット技術を、生活や産業の現場へ本格的に広げる狙いだ。1月5日(現地時間)のメディアデーでは、ロボットを産業現場や日常に組み込む具体的な商用化ロードマップを公開する。ボストン・ダイナミクスの次世代電動ヒューマノイド「アトラス」の実機デモも行われる。

併せて、現代自動車グループは「ソフトウエア定義工場(SDF=Software Defined Factory)」戦略を提示する。SDFとは、データとソフトウエアを活用して工場運営の柔軟性と効率性を最大化する仕組みで、ロボットは単純作業にとどまらず、データの生成・実行主体として機能する。ロボットが収集したデータが運用ソフトに送られて学習され、高度化したソフトが再びロボットの性能向上につながる循環を描く。

1月6~9日の展示期間中は、「アトラス」のほか、四足歩行ロボット「スポット(Spot)」、多目的モビリティ「MobED」などを活用したデモンストレーションを毎時実施する予定だ。


金在亨 monami@donga.com