
韓国大統領室は22日、青瓦台・春秋館で初めて報道機関向けの会見を行った。同日から、すべての定例会見は青瓦台で行われる。李在明(イ・ジェミョン)大統領は今月末にも青瓦台で執務を開始する見通しだ。大統領室の正式名称もまもなく「青瓦台」に変わる予定だ。国政の中心は、3年7カ月ぶりに龍山(ヨンサン)時代に区切りを付け、「政治1番地」とされる鍾路(チョンロ)、そして大統領権威の象徴である青瓦台へと再び移ることになる。姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長は「大統領が本来いた場所、いるべき場所である青瓦台へ移転する」と述べてきた。
●春秋館で記者会見開始
大統領室の全恩秀(チョン・ウンス)副報道官は同日、春秋館2階の記者会見場で、大統領室の日程を伝える非公開の「モーニング・ブリーフィング」を行った。壇上には「大統領室」ではなく「青瓦台」のエンブレムが置かれた。龍山大統領室と異なり、青瓦台では大統領や参謀が執務する秘書棟・与民館と、記者が常駐する春秋館が約200~300メートル離れている。
大統領室の移転により、鍾路区・光化門(クァンファムン)付近は再び最高権力が集まる場となる。大統領がいる青瓦台と首相がいる政府総合庁舎が近接する形だ。
青瓦台の地は、朝鮮太祖4年(1395年)の景福宮(キョンボククン)創建以降、約600年にわたり権力の中心であり続けた。日本統治期には朝鮮総督府が景福宮を庁舎として使用した。李承晩(イ・スンマン)元大統領は1948年の政府樹立後、この建物を「景武台」と名付け、大統領執務室と官邸として用いた。「青い瓦の家」青瓦台という名称は尹潽善(ユン・ボソン)元大統領が名付けた。89年には盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が新築し、現在の青瓦台の姿が整えられた。
「政治1番地」と呼ばれる鍾路からは、尹潽善、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、李明博(イ・ミョンバク)の3人の大統領が誕生している。中央選挙管理委員会は各種選挙資料で、鍾路区を常に1番に配置している。
●与民館に大統領と3室長、主要首席が勤務
大統領室は28日までに青瓦台への移転を完了する計画で、すでに一部の首席室や秘書官室は青瓦台で業務を開始している
李氏の執務室は本館と与民1館に置かれる。与民1館には秘書室長室、政策室長室、国家安保室長室も配置され、大統領と3室長が至近距離で意思疎通できるようにした。大統領の行事やメッセージを担う儀典秘書官室、演説秘書官室も同じ建物に入る。文在寅(ムン・ジェイン)政権の青瓦台では与民1館に大統領執務室と秘書室長室、政務首席室などが配置されたが、政策室長室と安保室長室がそれぞれ与民2館、与民3館に分散しており、リアルタイムの水平的疎通が難しいという指摘があった。
大統領室によると、与民1館には主要首席秘書官も勤務する。禹相虎(ウ・サンホ)政務首席、ハ・ジョンウAI未来企画首席、河駿坰(ハ・ジュンギョン)経済成長首席らだ。対野党・国会対応や人工知能(AI)強国構想を重視する姿勢がうかがえる。大統領室関係者は「討論を好む李大統領が、3室長や主要首席と最も近い場所で意思疎通し、効率的に執務することが狙いだ」と説明した。
大統領室の正式名称も「青瓦台」に原状復帰する。龍山時代には「統室」「龍山」などと呼ばれていた。今後は青瓦台(Blue House)の略称である「BH」「青」「瓦台」などと呼ばれる見通しだ。
パク・フンサン記者 ユン・ダビン記者 tigermask@donga.com · empty@donga.com






