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ルビオ米国務長官、「品格」示した2時間の年末会見

ルビオ米国務長官、「品格」示した2時間の年末会見

Posted December. 22, 2025 10:15,   

Updated December. 22, 2025 10:15


キューバ系移民2世のルビオ米国務長官が19日、内外の記者団を相手に行った約2時間の年末記者会見が話題となっている。記者の厳しい質問に耳を傾ける姿勢や、スペイン語と英語を行き来しながら長時間にわたり多様なテーマに答える様子が、主流メディアに敵対的なトランプ大統領や他の高官とは対照的と評価されている。

ルビオ氏は同日、約2時間にわたって46人の記者から質問を受けた。一部の記者はスペイン語で質問し、ルビオ氏はスペイン語で答えた後、英語で繰り返して説明する丁寧な対応を見せた。

同日行われたロシアのプーチン大統領の年末記者会見に触れ、「プーチン大統領が私のメッセージをかき消そうとしている」と冗談を言い、プーチン氏やラブロフ外相に「メリークリスマス」と声を掛けた。

ルビオ氏は、どの質問に対しても、記者や所属メディアに対して「偏向している」「フェイクニュースを流している」と非難することはなかった。難しい質問を受けると「フェイクニュース」として記者やメディアを攻撃してきたトランプ氏の姿勢とは対照的だ。米紙ニューヨーク・タイムズは、「ガザ地区から日本、パキスタンに至るまで幅広く論じたルビオ氏の発言は、記者を絶えず非難し侮辱する政権の中では礼儀正しさが際立っていた」と評価した。

一方で、「トランプ氏がベネズエラのマドゥロ大統領と会談するのか」「ロシアがウクライナ戦争後に占領した領土をロシア領として認めるのか」といった敏感な質問には答えを避けた。

ルビオ氏は2010年に上院入りし、主に外交委員会で活動した。かつては共和党内の反トランプ派だったが、昨年の大統領選ではトランプ氏を支持。バンス副大統領とともに28年大統領選の共和党候補に挙がっている。


キム・ユンジン記者 kyj@donga.com