
与党「共に民主党」の党大会を巡る「現金入り封筒授受疑惑」で起訴された前・現職国会議員らが、控訴審でいずれも無罪判決を受けた。
ソウル高裁刑事2部(金鍾浩部長判事)は18日、政党法違反の罪に問われた尹官石(ユン・グァンソク)前無所属議員、民主党の許琮植(ホ・ジョンシク)議員、林鍾声(イム・ジョンソン)前議員について、全員を無罪と判断した。3人はいずれも1審で懲役刑の執行猶予を言い渡されていたが、控訴審で判断が覆った。先に共に起訴されていた李成萬(イ・ソンマン)前無所属議員も、9月に別の裁判部の控訴審で無罪判決を受けている。
控訴審裁判部は、本件の最重要証拠とされた李炡根(イ・ジョングン)元民主党事務副総長の携帯電話に保存されていた録音ファイルなどについて、違法収集証拠に当たるとして証拠能力を認めなかった。裁判所は「李炡根氏は1審で証人として出廷した際、自身の携帯電話に『金品授受に関する内容があると認識していなかった』と述べ、検察官が『関係のないものは使わないので証拠として提出してほしい』と求めたため同意した」と指摘。「1審で有罪の証拠とされた相当部分が排除され、検察側の主張を総合しても、公訴事実を有罪と認めるには不十分だ」とした。李炡根氏の斡旋収賄容疑の捜査過程で見つかった録音記録を、別事件の証拠として用いることはできないとの判断だ。
3人は2021年の民主党党大会を前に、当時、党代表候補だった宋永吉(ソン・ヨンギル)氏の支持集会などで、現金300万ウォンが入った封筒を授受または伝達したなどとして起訴された。1審は、尹氏に懲役9カ月・執行猶予2年、林氏に懲役3カ月・執行猶予1年を言い渡した。現職の許氏には、議員職喪失に当たる懲役3カ月・執行猶予1年を宣告した。国会議員は、公職選挙法および政治資金法では100万ウォン以上の罰金刑、国会法では500万ウォン以上、その他の刑事事件では禁錮刑以上の刑が確定すると、議員職を失う。
ク・ミンギ記者 koo@donga.com






