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法歪曲罪と法院行政処廃止法案、処理は年越しの見通し

法歪曲罪と法院行政処廃止法案、処理は年越しの見通し

Posted December. 11, 2025 10:43,   

Updated December. 11, 2025 10:43


与野党の極限対立の中、12月臨時国会が10日に始まったものの、フィリバスター(議事妨害)局面が続く見通しだ。野党「国民の力」が非争点法案にもフィリバスターを辞さない構えを見せ、内乱専担裁判部設置法など与党「共に民主党」の改革法案を総力阻止するとしたため、「共に民主党」は11日から14日まで民生法案を1日に1つずつ処理する方針だ。

「共に民主党」は本会議で、▽銀行の加算金利に保険料・出捐金を反映させることを防ぐ銀行法▽対北朝鮮ビラ散布時に警察官の直接的な制止・解散権限を付与する警察官職務執行法▽下級審判決文の公開拡大を図る刑事訴訟法改正案などを優先的に上程して処理する案を検討しているという。

党内外で違憲論が噴出した内乱専担裁判部設置法案については、違憲要素を除いた修正案を用意したうえで、21〜24日に開かれる本会議で処理する計画だ。内乱専担裁判部を一審ではなく二審から設置し、法務部と憲法裁判所の裁判部推薦委員会の構成権を除外する案が有力に取り上げられている。さらに、内乱犯に対して恩赦を制限する規定や、内乱・外患関連犯罪について現在6カ月となっている審級ごとの拘束期間を最大1年まで延長できるようにした規定も除外される可能性があるとの見方が出ている。

当初、年内処理を目標としていた法歪曲罪の新設と法院行政処廃止法案は、処理時期が来年1月にずれ込む見通しだ。これらの法案に対する反発が強く、野党のフィリバスターが続く中、今月21〜24日の本会議では4日間で4件の法案しか処理できないことから、民生法案を優先的に選別して処理するということだ。党執行部関係者は「物理的に時間が足りないため、まず内乱専担裁判部設置法案を処理し、その後に民生・争点法案を続けて処理することになる。法歪曲罪と法院行政処廃止法案は年明けに処理する可能性が高い」と述べた。


キム・ジャヒョン記者 チョ・グォンヒョン記者 zion37@donga.com · buzz@donga.com