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HD現代、インドに初の造船所建設へ 2.9兆ウォン投資

HD現代、インドに初の造船所建設へ 2.9兆ウォン投資

Posted December. 09, 2025 11:03,   

Updated December. 09, 2025 11:03


HD現代(ヒョンデ)が、インドに初の造船所建設を推進する。インド造船所が完成すれば、HD現代はベトナムとフィリピンに続き、「アジア造船ベルト」を形成することになる。

8日、HD現代は、インド南部タミル・ナードゥ州マドゥライで、州政府と「新規造船所建設に関する排他的業務協約」を締結したと明らかにした。造船業が戦略産業であるタミル・ナードゥ州は、インド政府が新規造船所用地として選定した5州の一つで、気候条件がHD現代の本拠・蔚山(ウルサン)と似ており、造船に最適な環境と評価される。

インドは、造船・海運大国を目指し、州政府と海外造船会社との協力を通じ新造船所や港湾の整備に乗り出している。現地の技術力がまだ低いため、海外企業の力を借りる狙いだ。現地業界では、今回の投資規模が約2兆9000億ウォンに達すると見ている。

造船所は、タミル・ナードゥ州トゥーットゥックディ地域に建設される見通し。ここは国営造船会社が造船所を相次ぎ建設している中核拠点で、近隣の港湾施設にも大規模な投資が予定されており、今後事業拡大の可能性もある。HD現代の関係者は「インドは、造船業育成の意志が強い」と述べ、「インドとの協力を広げ、新たな成長エンジンとしていく」と語った。


チェ・ウォンヨン記者 o0@donga.com