Go to contents

アサド追放から1年のシリア、再建へ汗 宗派対立は依然として続く

アサド追放から1年のシリア、再建へ汗 宗派対立は依然として続く

Posted December. 09, 2025 11:02,   

Updated December. 09, 2025 11:02


シリアは8日、53年間にわたり世襲で鉄拳統治を続けたアサド政権の崩壊1年を迎えた。同日、カタールのアルジャジーラ放送やドイツ公共放送ドイチェ・ヴェレ(DW)などは、半世紀を超える独裁と14年に及ぶ内戦、さらには過激派組織「イスラム国(IS)」の跋扈まで経験したシリアが、国家正常化に向け険しい過渡期にあると報じた。

昨年12月8日、シャラア暫定大統領が率いた過激派組織シャーム解放機構(HTS)が首都ダマスカスに進入し、アサド政権は崩壊した。当時ダマスカスを離れたアサド前大統領は家族と共にロシアに亡命し、モスクワで暮らしていると伝えられている。

今年1月に暫定大統領となったシャラア氏は、シリアの外交的孤立を終わらせたと評価されている。テロ組織アルカイダ出身で、米中央情報局(CIA)が1千万ドルの懸賞金まで掛けていた人物だが、軍服を脱いでスーツに身を包み、「宗派間対立を収束させ、穏健な統治に乗り出す」として国際社会の説得に乗り出した。先月にはシリア大統領として初めてトランプ米大統領とホワイトハウスで会談し、強力な制裁の追加猶予を取り付けた。欧州連合(EU)、英国、カナダなどもシリアへの経済制裁を大幅に撤回した。

グローバル企業もシリア再建事業への関心を示している。2日、米エネルギー企業シェブロン関係者がダマスカスを訪れ、シリア政府と洋上の石油・ガス探査協力を議論した。サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、トルコなどもシリアと大規模な経済協力プロジェクトを推進する予定だ。

シリアの政治・社会の変化も大きい。10月には暫定議会の3分の2を選挙人団による間接投票で選出する国会議員選挙が実施された。女性の社会進出も拡大している。女性キリスト教徒のヒンド・カバワト氏が社会労働相に起用され、シリア中央銀行では71年の歴史で初めて女性総裁が誕生した。


イ・ジユン記者 asap@donga.com