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民間主導のヌリ4回目打ち上げ成功、「宇宙産業化」の幕が上がった

民間主導のヌリ4回目打ち上げ成功、「宇宙産業化」の幕が上がった

Posted November. 28, 2025 09:31,   

Updated November. 28, 2025 09:31


韓国型ロケット「ヌリ」が27日未明、4回目の打ち上げに成功し、人工衛星を軌道に乗せる任務を完璧に遂行した。純粋な独自技術で開発されたヌリの信頼性はこれにより大きく高まった。特に民間企業が主導した今回の打ち上げが成果を収めたことで、先進国企業が主役だった「民間宇宙産業競争」に韓国も本格的に参入できることとなった。

同日午前1時13分、全羅南道高興郡(チョンラナムド・コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センターから打ち上げられたヌリは、1段、2段ロケットを安定的に分離し、1105秒で予定された600キロ高度に到達した。続いて、オーロラ観測などの任務を担う「次世代中型衛星3号」と12機の小型キューブ衛星を順次分離し軌道に乗せ、その後、中型衛星3号と南極セジョン基地地上局との通信も確認された。初めて挑んだ夜間打ち上げだったが、カウントダウンが18分遅れただけで、非の打ちどころのない完全成功だった。

2年半ぶりに行われた今回の打ち上げは、韓国の宇宙開発が国家・政府機関主導の「オールドスペース」時代を脱し、民間が牽引する「ニュースペース時代」に突入したことを意味する。韓国航空宇宙研究院から技術を移転されたハンファエアロスペースが300社余りの協力企業を調整し、HD現代(ヒョンデ)重工業は独自技術で設計・制作した発射台システムを担った。主搭載衛星は韓国航空宇宙産業(KAI)が民間企業として初めて開発した中型衛星だ。

今回の打ち上げ成功により、韓国は自国のロケットで自国の衛星をいつでも打ち上げられる「7大宇宙強国」に仲間入りした。しかし、すでに宇宙空間に進出した米国・中国・ロシア・欧州連合(EU)・日本・インドに追いつくには、依然として道のりは遠い。先月だけで15回打ち上げた米スペースXの「ファルコン9」は、機体の再使用が可能で、他のロケットより圧倒的に経済的だ。また、米国・中国・EUは地上300~1500キロの低軌道に数千基の衛星を投入し、地上に衛星インターネットを提供する競争を繰り広げている。

ヌリは来年5回目、再来年6回目の打ち上げが予定されている。他国の衛星まで代わりに打ち上げる「宇宙配送産業」に進出するには、信頼性と商業性を飛躍的に高めなければならない。より頻繁に、より多く打ち上げ成功を重ねることこそ競争力を高める道だ。韓国企業の宇宙開発への挑戦を支援するため、国家レベルでの投資を惜しんではならない。