
世界的にKビューティーの人気が高まる中、今年、韓国国内化粧品関連のM&Aの規模が3兆ウォンを超えている。これは8年ぶりの最大規模で、ブランド中心のM&Aを超え、容器・包装や美容医療機器、化粧品の受託開発生産(ODM)へと取引領域が拡張している。
25日、中小企業向けM&AアドバイザリーのMMPによると、今年1~10月に国内化粧品業界で成立したM&Aは21件で、取引額は3兆1756億ウォンと集計された。昨年の2兆5818億ウォン(18件)に比べ26.9%増の規模で、2017年の3兆3312億ウォン以来、8年ぶりに3兆ウォンを超えたことになる。
今年の業界M&Aの最大の特徴は、取引の重心がブランドから離れ、容器・包装材から特殊原料、美容医療機器、ODMに至るまで美容分野全般へと拡張している点だ。単に人気ブランドを買い取る戦略を超え、Kビューティー生態系の基礎体力である製造・パッケージング・技術全般を確保しようとする動きが目立つとの分析が出ている。
今年最大の取引は、グローバル・プライベート・エクイティファンドであるコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)による三和(サムファ)の買収だ。KKRは三和を7330億ウォンで買収し、単一品目(容器)基準で過去最高額を記録した。1977年に設立の三和は、アモーレパシフィック、LG生活健康など主要ブランドに高級パッケージングを供給してきた韓国国内1位の容器メーカーだ。
ブランドと流通プラットフォームを結びつける投資の流れも鮮明だった。基礎化粧品ブランド「ラウンドラボ」を保有するソリンカンパニーがグダイグローバルに6000億ウォンで売却された。グダイグローバルは、「朝鮮美女」をはじめ「ティルティル」などKビューティーを代表するインディーブランドを相次いで買収し、グローバル流通ポートフォリオを急速に構築した企業だ。買収されたブランドの海外売上の割合は60%以上に上る。ケイビューティーホールディングスによる魔女工場(マニョゴンジャン)の1900億ウォンでの買収も注目を集めた。魔女工場は米アマゾンのスキンケア部門で販売上位を維持している。
美容医療機器分野でも大型取引が相次いだ。VIGパートナーズは、高周波(RF)ベースのリフトアップ機器「CELLINEU」「スカーレット」「シルファームX」を保有するViOLを5213億ウォンで買収した。ViOLは国内外の病院やクリニックで広く使用されている美容医療機器ブランドの一つで、美容医療機器の輸出拡大の流れの中で、その技術的価値が評価されている。
色調化粧品のODM企業であるCNCインターナショナルは、2850億ウォンでアセント・エクイティ・パートナーズに売却された。同社はリップやアイメイクなどいわゆる「ポイントメイク」分野の強者で、ロレアルやエスティローダーグループなどのグローバル顧客を抱え、成長してきた。
昨年の国内化粧品の輸出は102億ドル(約15兆ウォン)で、前年より20.6%増と過去最高。今年上半期(1~6月)には55億1000万ドル(暫定)で前年同期比14.8%増、輸出国は176カ国に拡大。Kビューティーの輸出好調を背景に、グローバル投資家のM&Aへの参加が増えている。
メリッツ証券のパク・ジョンデ研究員は、「日本や米国に続き、欧州・中東への輸出が増えており、Kビューティーのグローバルモメンタムは始まったばかりだ」とし、「ODM・容器・流通など、バリューチェーン全体の価値が共に上昇している」と分析した。
ナム・ヘジョン記者 namduck2@donga.com






