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イスラエル新型「アイアンビーム」 1発5ドル、ドローン迎撃成功率99.9%

イスラエル新型「アイアンビーム」 1発5ドル、ドローン迎撃成功率99.9%

Posted November. 20, 2025 09:51,   

Updated November. 20, 2025 09:51


「『アイアンビーム』は現実だ。SF作品に出てくる話ではない」

イスラエルの最新レーザー迎撃システム「アイアンビーム」を生産する国営防衛産業企業ラファエルの関係者は12日、ハイファ本社を訪れた韓国メディアにこう説明した。同日、ラファエルは自社開発の先端兵器を展示するショーケースルームを外国メディアとしては初めて韓国メディアに公開した。同関係者は「アイアンビームはすでにイスラエル軍で実戦配備が始まっている」とし、「今後、防空網のゲームチェンジャーとして位置づけられることを期待している」と述べた。

●アイアンドームよりもコスト面で大幅に効率的

アイアンビームはミサイル、無人機(ドローン)、ロケット弾を迎撃するシステムで、これまでイスラエル防空網の中核戦力とされてきた「アイアンドーム」と明確な違いがある。アイアンドームが迎撃ミサイルを発射して破壊する方式であるのに対し、アイアンビームは「高エネルギーレーザー(HPL」を照射して相手の攻撃を無力化する。

このため、コスト面で大きな利点がある。アイアンドームの迎撃ミサイルは1発あたり最大5万ドル(約7300万ウォン)の費用がかかり、レーダー戦力や人員などを含めると実質コストは最大15万ドル(約2億1900万ウォン)に達するとの分析もある。これに対し、アイアンビームは1回の発射に必要なのは5ドル(約7300ウォン)前後の電力費のみで、発射回数にも制限がなく無制限に連続発射が可能だとラファエル側は説明した。海外報道によると、ミサイル迎撃の成功率は86%、ドローン迎撃は99.9%に達するという。

アイアンビームとアイアンドームは相互補完関係にある。悪天候が発生したり、レーザーを照射できない地形では、人工知能(AI)基盤の指揮統制システムの判断により、アイアンビームではなくアイアンドームが自動で発射される。

従来のレーザー兵器の短所もある程度克服したとラファエル側は説明した。長距離の標的にレーザーを照射すると、大気中のほこりや水分によって光が散乱したり屈折したりする。この短所を克服するため、複数のレーザーを一つに束ねて強力なビームを形成する技術、光を針穴のような小さな目標に集中させる技術などを高度化したという。

特にアイアンビームの小型モデルである「モバイル」と「ライト」は、歩兵部隊のトラックや装甲車などの移動手段に搭載でき、機動性に優れる。敵の攻撃から味方や戦略資産などを柔軟に守ることができるという。

●トランプ大統領主導の「第1段階停戦」後も衝突続く

イスラエルがアイアンビームなど現代戦兵器を強化するのは、2023年10月に始まったパレスチナ武装組織ハマスとの戦争が長期化しているためだ。トランプ米大統領の「パレスチナ・ガザ地区和平構想」に基づく第1段階停戦が発効したにもかかわらず、各地で衝突が続いている。

実際、11日にガザ地区から1.3キロ離れたイスラエル南部スデロットを訪れた際には、絶え間なく砲撃音が聞こえた。イスラエル軍関係者は「今もハマスがロケット弾などを使った挑発を続けている」とし、「イスラエルとしては先端防空網の構築と強化に継続して投資せざるを得ない」と述べた。


柳根亨 noel@donga.com