
5~6世紀の伽倻(カヤ)の支配層の墓から出土した大刀(写真)に刻まれた文字が、コンピューター断層撮影(CT)によって新たに明らかになった。
国立金海(キムヘ)博物館は17日、「慶尚南道昌寧郡(キョンサンナムド・チャンニョングン)の校洞(キョドン)11号墳から出土した象嵌銘文大刀(刀身表面を彫り、金糸をはめ込んで文字を刻んだ大刀)をCTで再調査した結果、金糸で刻まれた銘文の文字は『上[部]先人貴常刀』であることが分った」と明らかにした。
象嵌銘文大刀の銘文が明確に読み解かれたのは、1990年に初めて判読されて以来35年ぶり。文字の大きさは5~8ミリほどで大変細かく刻まれており、その大部分が欠損していたため、長年にわたり銘文の意味をめぐってさまざまな解釈があった。
博物館は今回の研究で、銘文の最初の字を「上」と確定し、6番目の字は「常」である可能性が高いと判断した。2番目の字は文脈上もともと「部」だったが、一部が欠損したものと分析した。
博物館のジョン・ヒョス学芸研究士は「高句麗(コグリョ)地域のうち『上部』に所属する『先人』という官位に就いた『貴常』という人物の刀と解釈できる」とし、「5世紀、高句麗の広開土(クァンゲト)王(好太王)が韓半島南部を征伐した政治状況を推測できる遺物だ」と説明した。三国時代に製作された象嵌銘文大刀は、今回の遺物を含めて現存が3点のみ。
イ・ジユン記者 leemail@donga.com






