
「内乱特検」(趙垠奭特別検察官)が朴性載(パク・ソンジェ)前法務部長官と黄教安(ファン・ギョアン)元首相に対して請求した逮捕状が、裁判所でいずれも棄却された。とくに、一度令状が棄却された朴氏について特検が約1カ月にわたり裏付け捜査を行ったうえで再び請求した令状まで棄却されたことで、特検の捜査にブレーキがかかったとの見方が法曹界で出ている。
ソウル中央地裁は13日、内乱重要任務従事、職権乱用権利行使妨害の容疑を受けている朴氏に対する逮捕前被疑者審問(令状実質審査)を終えた後、「現在までに確保された証拠および捜査経過、一定の住居と家族関係、経歴などを考慮すると、今後証拠を隠滅したり逃走する恐れがあるとは言い難い」と棄却理由を説明した。そして「従前の逮捕状棄却決定後に追加された犯罪容疑および収集された資料を総合してみても、依然として嫌疑に関して争う余地がある」と説明した。
法曹界では、特検が無理に令状請求をしたのではないかとの指摘も出ている。次長検事出身のある弁護士は「戒厳を阻止できなかったとか、戒厳時に何か指示したというだけでは、内乱重要任務従事の容疑を容易に適用できないということだ」と述べた。これに対して特検関係者は「1回目の令状請求時より朴氏の戒厳違法性の認識がより立証できたと判断している」と述べた。特検は、再度逮捕状を請求する代わりに、朴氏を在宅起訴する手続きに進むものとみられる。
ソウル中央地裁は14日、内乱扇動の容疑を受ける黄氏についても令状実質審査を行い、「逮捕の必要性が不十分であり、逃走や証拠隠滅のおそれなどの事由についても疎明が不十分だ」として令状を棄却した。特検関係者は「家宅捜索を拒否することは、明白に証拠隠滅の懸念がある」として、再請求の可能性を示唆した。
ソン・ユグン記者 big@donga.com






