
2001年に開港した仁川(インチョン)国際空港の開発・運営ノウハウが中央アジアに輸出された。
仁川国際空港公社は16日、ウズベキスタン・タシケント新空港の開発事業を受注したサウジアラビアのインフラ投資企業「ビジョン・インベスト」と運営サービス契約を締結したと明らかにした。総事業費4兆7000億ウォンを投じるこのプロジェクトは、完成すれば年間5400万人の旅客を処理する中央アジアの拠点空港として整備される。
仁川空港公社は空港の建設と運営、旅客サービス、情報技術(IT)、施設維持管理など全般にわたりコンサルティングを提供し、今後5年間で約2540万ドル(約348億ウォン)の収益を確保した。持株投資や運営子会社設立など中長期的な事業拡張も推進する計画だ。
また同日、ウズベキスタン空港公社との間でウルゲンチ空港の開発・運営協約も締結した。世界文化遺産ヒヴァ遺跡の近郊にあるウルゲンチ空港には、年間300万人を収容する旅客ターミナルを3年間で建設し、その後19年間、仁川空港公社が運営を担う。
李鶴宰(イ・ハクジェ)仁川国際空港公社社長は「世界最高水準の空港開発・運営力が海外市場に本格的に広がる契機になる」とし、「中央アジアを足がかりに中東などへ事業領域を拡大していく」と語った。
仁川空港公社は2009年にイラク・アルビル新空港運営支援事業を皮切りに、これまで18カ国で39件、約4億ドル規模の事業を展開してきた。
黃金泉 kchwang@donga.com






