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北朝鮮女子重量挙げソン・グクヒャン、世界記録で世界選手権「金」

北朝鮮女子重量挙げソン・グクヒャン、世界記録で世界選手権「金」

Posted October. 09, 2025 09:36,   

Updated October. 09, 2025 09:36


女子重量挙げの北朝鮮代表のソン・グクヒャン(24・写真)が、スナッチ、クリーン&ジャーク、トータルのすべてで世界記録を更新し、世界選手権で金メダルを獲得した。

ソンは7日(現地時間)、ノルウェーのフェールデで行われた2025年国際重量挙げ連盟(IWF)世界重量挙げ選手権の女子69キロ級競技でスナッチ120キロ、クリーン&ジャーク150キロ、トータル270キロを挙げて優勝した。2位フリエット・ロドリゲス(23・コロンビア)のトータル記録(241キロ)より29キロも上回る圧倒的な優勝だった。ソンは2023年杭州アジア大会(トータル267キロ)と昨年世界選手権(トータル264キロ)では76キロ級の競技に出場し、いずれも金メダルを獲得した。

今大会はIWFが階級を改編してから初めて開催される世界選手権だ。IWFは今年6月男女10階級ずつだった規定を男女8階級ずつに変更した。同日、ソンは7月パンアメリカン重量挙げ選手権女子69キロ級でオリビア・リーブス(22・米国)が樹立した3部門の世界記録(スナッチ119キロ、クリーン&ジャーク149キロ、トータル268キロ)を全て塗り替えた。リーブスは今回の世界選手権には77キロ級に階級を上げて出場する。

伝統的な重量挙げ強国である北朝鮮は、同日までに開かれた女子5階級全てで優勝者を輩出した。北朝鮮は、これに先立ち、48キロ級のリ・ソングム(28)、53キロ級のカン・ヒョンギョン(26)、58キロ級のキム・イルギョン(22)、63キロ級のリ・スク(22)が全員表彰台の一番高い所に上がった。イ・スクも同様にスナッチ(110キロ)、クリーン&ジャーク(139キロ)、トータル(246キロ)の全てで世界記録を塗り替えた。

IWFはホームページを通じて「北朝鮮女子重量挙げ代表チームは100%の驚異的な優勝確率を記録して帰国の途につくことになった。ソンは圧倒的な競技力を披露し69キロ級の世界記録を新たに樹立した」と伝えた。


ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com